今年は例年になく寒い年末となっていますが、展示(栃木県矢板市)してあるソーラーエアーヒーターは長野県岡谷市に引っ越すことになりました。

設置して3年、この間大変多くの方からの問い合わせをいただき誠にありがとうございました。

サンプルとして2台仕入れ、1台は先月に長野県岡谷市にある(株)ダイワテック様にお買い上げいただきました。

地中熱暖房などを手掛けられている建築会社で、太陽熱にも興味を持っておられるようです。

今回、私のブログからソーラーエアーヒーターを知り、これは面白いと1台を購入していただいたわけです。

そして、さらに展示してあるものもお譲りすることになりました。

私としては、一応データは取れているので問題はないのですが、見たい方に今後は実物をお見せできなくなることになります。

引っ越し先でも、たぶん公開はしていただけるものと思われますので、決まりましたらご報告させていただきます。

PCMの劣化がない

さて、ソーラーエアーヒーターを解体して驚いたのは、PCMの劣化がほとんどないことでした。

写真ではPCMが少し黒くなっている部分もありますが、これは木の陰だと思います。

どう見ても新品と変わりません。

ヒートパイプに付いているアルミフィンは高熱で焼けているのに、これは全く変化が見られないのは驚きでした。

スプリングは一番下にあるので温度は低いことがありますが、それでも錆も一切ありません。

その理由は、いずれメーカーに聞いてみたいと思いますが、やはりPCMが熱を吸収してしまうからであろうと推測しています。

そうなると、耐久性はどれくらいになるのか。

30年くらいは問題ないような気がしてきました。

真空管の梱包

今回の出来事を契機に、これまで全く動かなかったソーラーエアーヒーターが世の中に知ってもらえると嬉しいですね。