寒くなると心配なのが暖房費でが、寒い季節に快適を求めれば際限なくお金がかかります。

なかでも床暖房や蓄熱暖房は、設備費がかなりの高額だけでなくランニングコストも大きく、まさにお金持ちの暖房方式と言えるでしょう。

 

私は、ランニングコストが少ない太陽熱暖房をやっていますが、暖房代(灯油代)は真冬でも月に3千円くらいです。

太陽熱暖房ををやる前は1.2~1.5万円くらい使ってましたから激減ですが、設備費が予想以上にお金がかかってしまい退職金が少なくなってしまいました。(苦笑)

 

ま、その後はそれを仕事にして技術的なノウハウを得ているので損はないのですが、使っていて感じることはメンテナンスを含めたランニングコストの重要性です。

 

そして、太陽熱暖房は特殊なシステムなので、メンテナンスに関しては未知数です。

動かす機器(コントローラやポンプ・バッテリーなど)が何年持つのか、壊れたら交換が可能か、その費用はどれくらいなのか。

 

少なくとも15~20年くらいは使えるものと思いますが、耐用年数が来た時には再び大きな出費を強いられることになります。

その時にお金があればいいんですけどね・・・

 

そんなわけで、これから太陽熱で暖房を検討している方に参考になるよう、ローコストで且つメンテナンスフリー、交換も自分でできる蓄熱暖房を考えて見ました。

新築やリフォームの時に考えてみてください。

(目次)

1.ソーラーエアーヒーターで蓄熱暖房

2.動くものは電動ファンだけ

3.まとめ

1.ソーラーエアーヒーターで蓄熱暖房

私が提案したいのは、ソーラーエアーヒーター(太陽熱温風器)で蓄熱暖房することです。

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ざっくり説明すると、床下に敷き詰めた砕石に温風を送ることで熱を蓄え、そこから発生する輻射熱により家を暖めるものです。

一般的にソーラーエアーヒーターを暖房で使う場合には、下図のようなイメージとなるのですが、エアコン暖房と同じように、空気が循環するので嫌がる人が多いのです。

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また、空気を温めるのは冷めるのも早く、輻射熱暖房のような温かさを感じません。

そのため、床暖房や蓄熱暖房(電気)が人気があるわけです。

 

そこで問題なのはコスト。

設置にも多額のお金がかかるだけでなく、ランニングコストも半端ではないお金がかかります。

それと、夏は使わないのも非効率で、まさに贅沢な設備と言えるでしょう。

 

そんなことから、暖かく快適、ランニングコストが安い暖房はないものかとずっと考えてました。

しかし、これまでの技術でやろうとするならまず無理。

なので、私のやっている太陽熱暖房(エクセルギー暖房)をヒントにして考えてみました。

太陽熱温水暖房(エクセルギー暖房)の仕組み

 

エクセルギー暖房は、採熱器と床下の貯湯タンクを循環させる配管やポンプ、制御盤(コントローラ)も専用のものが必要となりますので、単純のように見えてもかなりの費用がかかります。

それになんと言っても高度な専門知識が必要になるので、素人がメンテナンスをするわけにはいきません。

 

この方式の最大の利点は、家全体が暖かくなることです。

床と壁・天井までがほぼ同じ温度になりますから、一般的な暖房システムとは違ってとても快適です。

 

最大の欠点は水を使うこと。

太陽熱温水器で、熱エネルギーを床下に移動させるのはメリットでもあるのですが、そのために配管の漏水や凍結などの懸念が常時つきまとい北海道のような寒冷地では凍結して使えません。

せいぜい私の住む北関東まででしょう。

2.動くものは電動ファンだけ

凍結や漏水、この問題は水を使う限り発生しますが、ソーラーエアーヒーターを使えばその問題は解決します。

採熱はエクセルギー暖房と同じように、タイマーを使って20~30分間隔で5~10分程度の運転とすれば良いように思われます。

なお、必要な設備、材料は以下のようなものです。

  1. ソーラーエアーヒーター
  2. 電動ファン(シロッコファン)
  3. 配管材(鋼管)
  4. 保温材 グラスウールなど
  5. 4号砕石
  6. タイマー

ソーラーエアーヒーターの暖房の目安は、標準のパネル(真空管30本)1台当たり30~50㎡がとされています。

しかし、地域や建物の断熱構造でも大きな差がありますので、最小の30㎡くらいに考えておくのが無難です。

4.まとめ

燃料を燃やせば簡単に暖をとれますが、太陽熱を利用する場合にはかなりの技術と知識が必要になります。

そのためか、太陽熱利用が一部にしか普及していません。

 

しかし、地球温暖化で気候変動が顕著になっている状況では、いずれ取り組まなければならない課題です。

私のやっているエクセルギー暖房は、ランニングコストは最小ですが、設備費やメンテナンスの点で疑問があります。

水を使っているため、採熱器だけでなく配管の錆びや水漏れ、劣化、あるいは電気設備等々を考えれば到底素人には扱えません。

 

ソーラーエアーヒーターなら、真空管が破損しても交換は工具なしでOK。

電動ファンは滅多なことでは故障しませんし、仮に交換することは素人でもできます。

ま、このようなことを披露しても誰もやらないことは分かっていますが、世の中は広いので勇気のある人もいるかと思います。

実行してみたい方はお問い合わせください。

 

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