天然抗菌剤 ADパウダー
ADパウダーは、ホタテ貝から生まれた天然素材100%の抗菌剤です。
その特徴は、極めて高い抗菌力と安全性にありますが、天然素材で化学物質を上回るものがあるなどと信じられないかと思います。しかしながら、データを示すことでその懸念は払拭されると考えます。
細菌類は人間にとって共生者ですから、いたずらに殺すことはあってはならないと思いますが、皮膚病やインフルエンザなどの感染症などに罹るのも困りものです。
ADパウダーはホタテ貝の貝殻を1200℃以上で焼き、水を加え、更に微粉末に加工したもので、一般的には消石灰と呼ばれますが、水酸化カルシウムと言った方がなじみがあるかもしれません。
通常販売されているのは石灰岩から作られるもので、純度は70%程度であり、刺激性も高く人体に使えるようなものではありませんので、ADパウダーとは似て非なるものとお考え下さい。
1.抗菌力の秘密
2.安全性
3.抗菌性
4.消臭力
5.使い方
1.抗菌力の秘密
ADシリーズの高い抗菌力の秘密は強アルカリ性にあります。
その水溶液をリトマス試験紙で確認した写真をご覧ください。明らかにpH12以上と確認できるかと思います。
強アルカリとはpH12以上のものを言い、pH12以上になるとたんぱく質を強力に分解する力をもっています。また化学薬品の強アルカリ性のものに触れると化学熱傷を起こしますが、天然素材からできた強アルカリはそのような炎症が極めて少ないものがあります。
その一つがホタテ貝殻焼成カルシウムです。
その水溶液の強アルカリ性分が物質の細胞膜を通過し、物質の細胞膜を加水分解することで殺菌効果が表れます。また、腐敗菌等のバクテリアを殺菌し、酸化還元電位をさげるために物質の酸化(腐敗)を抑制します。
2.安全性
pH12以上の強アルカリ性なのに安全と言われても信用できないはずです。
しかし、以下の試験を見ていただければいかに安全であるかがお分かりいただけると思います。
そもそもが貝殻ですから安全性は間違いなく、皮膚に触れても何も起こりません。これは私も毎日使い続けているので間違いありませんので、どうぞ安心してお使いください。ただし、味は非常にまずいですし、目に入るとかなり痛いのでご注意ください。
3.抗菌性
消毒にはアルコールや塩素(次亜塩素酸ナトリウム)を使うことが多いかと思いますが、アルコールには苦手な菌があったり毒性も弱いですがあります。塩素の殺菌力は強力ですが、その刺激と臭いはかなりきついもので、家庭での使用にはマスクやゴーグルなどが必要となります。

抗菌性試験
どのような細菌にでも抗菌性が高いのではないとは思いますが、試験結果を見る限りは食中毒などを起こす代表的な菌だけでなく、インフルエンザウイルスにも効果があるようです。
4.消臭力
臭いというものは細菌が繁殖して出るものが多いので、これを抑えてしまえば臭いはしなくなるはずです。また、細菌性でない臭い(タバコなど)もかなり効果があることが分かっています。
上の試験結果を解説すると以下のようになります。
実生活において、嫌な臭いの大半が消えるという結果になっています。
5・使い方
使い方については、特に難しいことはありません。
パウダーを直接洗濯に使ったりしてもかまいませんが、以下の要領で水溶液を作り、様々な用途に使う方がコスト的にも安くなります。
(AD水溶液の作り方)
ペットボトルなどの容器に、水1ℓにADパウダー1gの割合で入れ、よく攪拌します。
〇野菜を洗う場合には、そこに5~10分ほど浸します。残留していた農薬やワックスが洗い流されますので、水で軽く流して調理します。
〇スプレーボトルなどに入れて抗菌・消臭の場合には、溶いてから一晩おき、上澄み液をコーヒーフィルターで2回ほど濾します。少々面倒ですが、それだけの価値があります。もし、目詰まりしてしまったら酢を通してください。
〇洗濯には、洗剤と一緒にADパウダーを1gほどを入れて洗います。抗菌作用で衣服の臭い(タバコや加齢臭など)が消え、部屋干ししても臭わなくなります。また、洗濯槽の裏側の黒カビも次第に消えますから一石二鳥です。
〇代替農薬としても使えます。特に菌に由来するうどん粉病などに効果があります。葉焼けはしませんが、確認してからお使いください。何度か繰り返し使うのが良さそうです。