今に始まったことではないですが、ここ30年間で所得がずいぶん減ったことは多くの人が実感しているのではないでしょうか。
反面、税金や社会保障費はどんどん上がって生活が苦しくなり、直近の可処分所得は20カ月連続マイナスと言う酷いものです。
11月実質賃金3%減 20カ月連続マイナス 「いまだに政府はデフレ脱却と言っている。現実を見ろ」辛坊治郎が苦言
キャスターの辛坊治郎が1月10日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。厚生労働省が同日発表した2023年11月の毎月勤労統計調査で、物価変動を加味した実質賃金が前年同月比3.0%減で、20カ月連続のマイナスとなったことを巡り、「もらった給料で買えるものがどんどん少なくなっているのに、いまだに政府はデフレ脱却と言っている。政府は現実を見ろ」と苦言を呈した。
厚生労働省が10日発表した2023年11月の毎月勤労統計調査によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は前年同月比3.0%減となった。 辛坊)実質賃金のマイナスとはどういうことかというと、前年に比べて賃金も物価も上がっていて、賃金上昇率よりも物価上昇率のほうが高いため、差し引くと実質賃金が3%減になったということです。ちなみに、前月の10月の勤労統計調査では2.3%減で、19カ月連続のマイナスでした。ですから、今回発表された11月の実質賃金は20カ月連続のマイナスになったということです。 20カ月連続のマイナスということは、どんどん貧しくなっているということを意味しています。つまり、名目賃金は上がっているのに、それ以上に物価が上がっているので、もらった給料で買えるものがどんどん少なくなっているということです。したがって、20カ月連続で実質賃金がマイナスになっているというのは、楽観視していい話ではありません。 それにもかかわらず、いまだに政府はデフレ脱却などと、わけの分からないことを言っています。政府は現実を見ろ、という感じがします。
この不況からずっと抜け出せない日本は、長く政権与党の座にいる自民党がいかに無能であるか、そしてそんな無能な自民党の政治家を選んだ多くの国民の自業自得とも言えなくありません。
しかし、これほどの事態になっても未だにそれに代わる勢力がありませんが、そろそろ変化の兆しもあります。
でも、私たちはそんなものは当てにせず、せっせと節約に励まないと暮らしが維持できません。
耐乏生活に陥らないよう、生活を見直して少しでも無駄を省きましょう。
石鹸を見直そう
と言うことで、今回は石鹸の話です。
たかが石鹸と思われるかも知れませんが、これが意外とお金を使っているんですね。
洗剤は生活必需品ですが、特にお風呂では様々なものを使っているのではないでしょうか。
体はボディソープ、頭はシャンプー・リンスなど、種類が多いだけにお金も使っているはずです。
ほとんどの人は、それが当たり前で何も疑問がわかないとは思いますが、私はいささかやりすぎではないかと思っています。
なぜなら、石鹸(固形)とボディソープやシャンプーのどこが違うのでしょう。
単なる洗剤ですよね。
分けて使う意味がよく分かりません。
もちろん製品によって様々な謳い文句があることは分かりますが、問題はその価格、けっこういい値段がしますよね。
石鹸なら3個で418円です。
これで、体から頭まで洗えます。
石鹸は汚れ落ちも良いし、泡切れもスムーズです。
使い方にもよりますが、1個で1か月くらい持ってしまうのではないでしょうか。
なぜ多くの人が、こんなに安くて良いものを使わないのか、私にはさっぱり分かりません。
安全性に関しても、合成洗剤に比べても優れているので確かめてみてください。
気になるのは、私が子供のころは固形の石鹸がほとんどでしたが、現在では使いやすい液体せっけんが主流になっています。
石鹸を作る工程からすると、液体にするには固形より手間がかかりますから価格が高くなります。
洗浄力は変わらないのですから、その便利さに私たちはお金を払っているわけです。
同じメーカーの製品でもこれほど価格が違いますし、しかも固形石鹸よりも長くは使えないでしょう。
固形石鹸ならこの容器代くらいで買えてしまうのです。
そして他にもシャンプーを使っていると思います。
以下、石鹸だけと液体せっけん+シャンプーの場合の比較をしてみます。
いずれも1か月持つものと仮定します。
石鹸 1個140円
ボディソープ 842円
シャンプー 1,009円
計算すると1,711円もの差があります。
これを1年間にすると、なんと20,532円です。
また、液体せっけんは使いすぎる傾向にあるので1か月持つかどうかは大いに疑問ですから、それ以上の開きが出ることもありそうですね。
汚れ落ちは石鹸が上
さて、石鹸を使うべき理由は他にもあり、洗浄力の差も大きいようです。
この記事はコロナが始まったころに書いたものですが、調べてみて石鹸と合成洗剤の余りにも大きい違いに驚かされました。
この事実を知ってしまうと、もはや合成洗剤などは使う気にはなりません。
肌に優しい
私は肌が敏感で、若い時から悩まされてきました。
子供のころは何でもなかったのに、成人したころから急に体のあちこちが皮膚疾患で悩まされるようになりました。
それはなぜなのか、長いこと分かりませんでしたが、もしかすると洗濯やお風呂で毎日使っている合成洗剤ではないかと思ったのです。
つまり、含まれている化学物質に皮膚が反応していると考えたわけです。
結果的にそれが功を奏し、現在では皮膚疾患は全くなくなりました。
でも、これほど敏感なのは家族では私だけ。
たとえ血がつながっていても、人間はそれぞれ違うことがよく分かります。
しかし、私たちはわざわざリスクのあるものを使う必要があるのでしょうか。
そもそもなぜ、石けんは肌に優しいのでしょうか? それは、「分解しやすい」という性質のためです。 石けんは皮膚に接したとき、汚れていたりミネラルがあったり、pHが変わったりすると、簡単に分解してしまいます。 そして分解すると、石けんは一瞬にして界面活性作用を失います。
アレルギーは、今は問題なくてもいつ出るかは分かりませんから、最初から石鹸を使っておけばリスクを回避できます。
気になるならすぐに石鹸を使うべきです。
まとめ
たかが石鹸、されど石鹸。
こんなもので人生が狂ってしまうことがあります。
私の場合は、皮膚疾患で何十年も苦しみ、医療費をかなり使いました。
タラればですが、もしもこれが無かったらもっとお金が残っていたかも知れません。
私にとっては後の祭りですが、たまたまこれを読んだ方には早めに合成洗剤と縁を切っていただければと思います。
石鹸くらいでと甘く見てはいけません。
TVをつければ、新製品の洗剤コマーシャルがたくさん流れてきますが無視しましょう。
大して変わらないし、どうやっても石鹸には敵いません。