我が家は築後40年近くなります。

屋根はカラートタン。

そのため定期的に塗装しないと錆びてしまいます。

1回目の塗装は、建ててから20年後くらいにプロにお願いしました。

それから15年くらい経過し、色も褪せて錆が目立ってきたので、今度は自分で塗りました。

理由はお金が無かったからです。

そして、更に5年が経過。

やはりプロの仕事でないし、塗り方も下手なのでやはり長持ちはしません。

今回もお金は無いけど暇がありますので、やはり自分で塗ることにしました。

屋根の現状

屋根の現状はこんな感じです。

表面がざらついて錆も出始めています。

この辺で塗っておかないと、急激に錆が進行し、穴が開いてしまうかも知れませんね。

色褪せと錆の発生

もう少しアップしてみます。

もう限界であることが分かります。

と言うことで、早速準備にかかります。

塗装の準備

使った塗料は、アサヒペンの「サビの上からそのまま塗れる」アクリルトタン用です。

実は反射塗料を使いたかったのですが、錆びの上から塗れるとあってはこの魅力には逆らえません。

1回塗りは楽だし、何と言っても安いですからね。

道具は、太めのローラーとトタン屋根用のハケを各1本、それと塗料を入れるトレイを買いました。

塗料 Amazon アサヒペン アクリルトタン用 12kg 11,159円(当時)

ハケなど ホームセンター 1,802円

計 12,961円

汚れはなるべく落とす

まずは吹いているような錆びを見つけ、ワイヤブラシで落とします。

それからブラシなどを使って水洗い。

滑る可能性があるので、乾いたところから水をかけないと危険ですから慎重に行います。

転落しないよう、決して無理をしない事が肝心です。

清掃日 3月15日 晴れ

前回は、清掃を手抜きしてしまいましたので、今回はしっかりやりました。

本塗装

本番は晴天が続く日を選んで行いました。

3月16日に、とりあえず一階の屋根を塗ってみました。

ここは塗る面積が狭いので練習にはちょうど良いわけです。

それから、ブースター設置の時に雪止めを設置したので、これに足をかけて安全に塗ることができました。

仕上がりは、艶もあるし、仕上がりも上々です。

それから、大きなローラーは作業性が良いですね。

前回は細いローラーだったので、かなり時間がかかった記憶があります。

見た目、塗膜が厚すぎるかも知れませんが、素人ですからこんなもんでしょう。

翌日は予報通り晴天だったので、2階の屋根を塗りました。

高い場所の作業は危険であるばかりか、風が強かったり、重力を感じるので非常に疲れます。

なので、慌てずにゆっくりと作業しましたが、午前中2時間、午後2時間くらいかかりました。

あと一日かけてもよかったのですが、明日は雨とのことだったので頑張りました。

その後天気が悪い状況が続いたので、1週間後の3月24日に仕上がりを確認しました。

東・北面の屋根

丁寧に塗ったつもりでもムラがありますね。

東・南面の屋根も同じようです。

こちらは谷の部分ですが、まあまあ良く塗れています。

西側の屋根は吹き抜けの部分なので、高さを感じ怖いです。

西面の仕上がり状況

最後に北側の屋根ですが、ここも危険な場所です。

雪止めがたくさんついているので、ここに足をかければ落下することはありませんが、でもちょっと怖いです。

北面の屋根

ちなみに、隣のアパートの屋根との比較ができます。(右上)

ああなると葺き替えしかありませんね。

暖房用の採熱器のタンクにも錆が

さて、南向きの屋根には暖房用の採熱器が100本近く並んでいます。

このタンクのカバーに錆が出てきました。

まだ3年くらいなのですが・・・

これも早めに補修をしておかなければなりません。

南側の屋根は、採熱器を設置するためガリバリウム鋼板の縦ハゼ仕様に葺き替えてあります。

平葺きでは固定ができないからです。

右側にあるソーラーパネルは150Wです。

太陽熱暖房のポンプ駆動用ですが、停電時には切り替えて使えるようになっています。

DIYは安全が第一です

さて、5年ぶりの屋根塗装が終わりました。

ケガもなく無事だったのが良かったです。

これで当分は安心していられます。

DIYでの塗装は2回目ですから、1回目よりも確実に腕は上がったような気がします。

しかも、使ったお金はたったの1.3万円弱。

でも、これをプロに頼んだらこうなります。

塗装が終わってから数日後にチラシが入っていました。

もちろん内容が違いますので単純比較はできませんが、250,000円もかかります。

できることなら、やはり自分でやるべきでしょう。

しかし、私も5年後は75歳。

もはや屋根の上で作業する年齢ではありません。

たぶんプロに頼むことになると思います。