梅雨の真っただ中、雨量は多くはないですが毎日のように雨が降っています。
このような天気は、太陽熱温水器にとって一番苦手。
真空管式だろうが平板式だろうが、太陽の光が弱ければ温度は上がりません。
これは自然現象ですからどうしようもありませんが、気温が高くなればお湯を使う量は減りますので、燃料消費量はむしろ少なくなってきます。
なので、あまり心配はいらないわけです。
もう一つ重要なことは、放熱ロスが少なくなること。
太陽熱利用は、燃料を燃やして熱を得るのではなく、太陽光によって温められた熱を保存(蓄熱)しているわけです。
そのため、時間が経つにつれて温度が下がっていきます。
熱は高い方から低い方へ移動するので、冬のように外気温が低いとタンクや配管からかなりの熱が逃げているわけです。
でも、現在のように30℃近くになってくると熱の移動はかなり少なくなり、結果的に使えるお湯の温度は高くなるわけです。
6月の昇温結果
さて、6月はどうだったのでしょうか。
天気を絵文字で表現していますが、言葉で表現するよりもかなり正確な感じになっているように思います。
一目で天気が良くなかったことが分かります。
特徴的なのは、朝の水温が20.4℃(平均)と、かなり高くなってきたことです。
結果的に、天気が悪かった割には到達温度は40.4℃(平均)になりました。
ただ、これは水温の上昇だけではなく、太陽熱暖房の熱を使っていることも大きな要因です。
太陽熱暖房の採熱器は3tの水を温める装置ですから、その採熱量の1割程度でも使うことができれば、曇りの日であってもそれなりの温度になってしまうのです。
折れ線グラフをご覧ください。
一見、6月はけっこう天気が良かったと思わせてしまうようなものになっています。
天気が良かった日はより高い温度に。
曇りの日は、かなり底上げができているように感じました。
ま、60℃になったからと言って、その熱量が全部使えるわけではありませんが・・・
灯油消費量20L/1か月
少し前に、6月は灯油20L/1カ月で賄えるのではないかと予想しました。
結果はどうでしょう。
まだ結論は出ていませんが、タンクに灯油を給油したのは5月11日でした。
あれから20日経ちますが、まだ半分のライン(ここまでで20L)に達していません。
今後の天気次第ですが、あと10日はいけるのではないでしょうか。
つまり、1カ月の灯油代が2千円程度で済むことになります。
※まだ20L残っています。
今後の予想
ウェザーニュースから、当面の天気を見てみます。
雨の頻度がこの程度なら7月中旬ごろには梅雨明けしそうな雰囲気ですね。
となると、ますます灯油の消費量は減ることになります。