定年後に、これが最後と思い買ったスピーカーが壊れてしまいました。

買ったのは、2014年12月だったのでもうすぐ10年になります。

私が使っているのは、DYNAUDIO XEO5。

アクティブスピーカーと呼ばれるもので、アンプが内蔵されています。

スピーカーケーブルは使わず、トランスミッターで電波を飛ばして音を出す方式です。

※交換したトランスミッター(製造年月が古いので、表面がベタベタしるのでラップを巻いてあります。

右のスピーカーから音が出ないので、いろいろ試したところ、トランスミッターの不具合のようでした。

そのため、新しいものを取り寄せ交換したのですが、やはり音は出ません。

10年近く使っているので諦めればよさそうなものですが、そこは未練があってまたまた大金を使ってしまいました。

こんなものでも、輸入品は高いのですよ。

オーディオからリタイアすべきか

さて、私は1970年代の初期から、オーディオにかなりお金をつぎ込んできました。

当時はオーディオブームで、振り返るとお金もたいして稼いでいなかったのに、よく買ったものだと思います。

写真真ん中のチューナーは、トリオ(現ケンウッド)のKT9700

1976年に発売されているので、翌年に買ったとしてもすでに46年が経過しています。

定価は15万円、給料と同じくらいの値段ですが月賦で買ってしまいました。

まぁ、こんなことにお金をかけなければかなりの蓄財ができた可能性もありますが、後の祭りです。

これだけでなく、他の機材も機材もかなり古くなって、いつ壊れてもおかしくない状況となっています。

オラクル DELPHE MKⅢ

もちろん経済的に許されるのであれば買い替えもできますが、年金しか収入のない状況ではそうもいきません。

そうそう、昨年の1月にはプリアンプが壊れて中華アンプ(1万円)で我慢している最中です。

私と同じ年代の人は、たぶんに同じような悩みを抱えているのではないでしょうか。

定年直後はまだしも、70歳を超えてくると耳も衰えてくるのは避けられません。

何ごとも潮時と言うものがありますから、これ以上深入りするつもりはありませんが、それでも最後の抵抗を試みたいと思っています。

新しい機材の構築

私は演奏はできませんが、音楽を聴くのは生活の一部のようなものです。

70歳を超えても、幸いにして感性が落ちたとか、耳の聞こえが悪くなったようなことはありません。

でも、さすがに大音量では聴けなくなりました。

たまには音量を上げて聞きたい気分になりますが、近所迷惑も考えないといけないので、そんな時は窓を閉め切って聞いています。

ただ、長時間は無理で、これが老化と言うものなのでしょう。

今考えているのは、小さなシステムです。

これからは、オーディオの原点に戻ってスピーカーは自作。

アンプは、中古か中華アンプ。

アナログプレーヤーが壊れたら、中古かオーディオテクニカのを買いましょう。

これまでのスピーカーは、音が出なくてもオブジェとして飾っておくようにします。

作ったものはいつか壊れますし、そして私もいつか消えます。

自分以外使えない(使わない)迷惑なものは極力残さないようにしないといけません。

(追記)

後日、スピーカーの補修部品(アンプ部)の在庫があるとの連絡が入りました。

5万円ほどで交換できるとのこと。

いまさら輸入してまで修理するつもりはありませんでしたが、迷いますね。

ただ、10年近く使ったものにさらにお金をつぎ込むのはどうなのか、結論はすぐに出そうにもありません。