昨年から異常とも思える燃料価格の高騰が続いていますが、私はこのような事態を常に想定して太陽熱利用を日頃からやっているわけです。
そもそも燃料は高いのです。
石油やガスは中東などの海外から輸入されるわけで、日本で生産されるわけではありません。
それを主体に生活していたら、災害や戦争、その他何らかの理由で輸入がストップしたらどうなりますか。
備蓄はあると言っても、それほど長期間は持たないはずです。
今回の場合は、新型コロナと言う疫病から始まり、ウクライナ戦争も勃発して世界中が混乱しています。
このような状況で燃料価格に影響が出ないはずがありません。
それに対応するには自前で調達できるエネルギーを持つしかないのです。
【灯油価格が高騰】一喜一憂しないためにも太陽熱を早めに使いだした方が良い
4月の最高温度を記録
さて、そんな状況ですが、私の太陽熱温水器は4月の平均温度41.6℃を記録しました。
ちなみに、昨年の4月は32.8℃です。
平均温度で9℃近く上がったわけですから、これは凄いことです。
我が家の場合、2020年6月から効率的に太陽熱を使うため、暖房用の熱を太陽熱温水器に送るようにしています。
それまでは利用したいとは思っても、中々アイディアが浮かびませんでした。
この写真は、分離分割型の太陽熱温水器の循環系配管に熱を移動させる装置です。
一応ブースターと呼んでいます。
2階の屋根にある採熱器からステンレスのタンクに温風を送り込み、その中に配管することで熱伝導させます。
仕組みは非常に単純なものです。
4月の昇温データ
天気が良かったのも幸いしましたが、朝の水温もかなり上昇してきていることもあります。
時々給水しているのは、あまりの高温で暖房用の採熱器の水が蒸発して空になってしまうからです。
なので、時々ポンプを運転して給水しています。
採熱器のタンクが空になってしまうと蒸気が発生しなくなり、熱の移動が無くなってしまいます。
全部の熱量は使えない
平均温度が41.6℃であれば、お風呂の湯沸かし温度が41℃に設定した場合ほとんど燃料代(灯油代)はかからない計算になります。
ですが、これは平均値ですから高い時もあれば低い時もあるわけです。
70℃近い温度になっても使い残してしまえば、その熱は翌日には冷めてしまいます。
明日のために保存しようとしても、熱を長時間保存することは非常に困難であることはご承知のとおりです。
燃料代については、灯油を4月6日に40リットルを購入してまだ少し残っています。
4月は寒い日も結構あったので暖房用に多少使っていますが、これで1ヶ月乗り切ったことになります。
金額にすると4千円くらいです。
5月に入れば暖房は要らなくなりますので、さらに燃料消費は少なくなっていきます。
更なる燃料削減
これからやってみたいことは、水温が50℃を超える場合にはボイラーの電源を切って直接浴槽にお湯を入れることです。
カランからホースを伸ばす必要があるので、これまではやっていませんが、近日中にやりたいと思っています。
多少面倒でも、このやり方の方が燃料消費が少ないはずです。
結果は、来月以降に報告します。