生ゴミ堆肥をコンポストで作っている方は多いとおられると思います。
しかし、堆肥ができるまでには半年以上かかりますから、その間に虫が湧くし、臭いのが難点ではないでしょうか。
そこで、「コーヒーかす」を被せたところ見事に臭いも虫も消えてしまいました。
驚愕の消臭効果
これまでも、コーヒーかすの脱臭効果は知っていましたが、これほどまでに凄いとは思いませんでした。
調べたら、非常に参考になる記事がありました。
コーヒーかすで消臭!コーヒー粉のカンタン再利用でニオイすっきり
(一部を引用します)
コーヒーを淹れることから一日が始まる、という方は多いのではないでしょうか。我が家でも毎朝コーヒーを楽しんでいますが、ドリップ後に残るコーヒーかすのカンタンな再利用方法がないか気になっていました。色々試してみた結果、とにかくラクにできて我が家の暮らしに定着した方法をお伝えします。
■コーヒーかすはとにかく消臭に使うべし!
「コーヒーかす 再利用」で調べてみると、こんな方法があるのか!と驚くほどたくさんの利用方法が紹介されています。
その中でも特におすすめなのは“消臭”に利用することです。たとえばUCCのHPでは「コーヒーかすの消臭能力は活性炭の約5倍」もあるというデータが紹介されていました。
これだけ高い消臭効果があるのなら、利用しない手はありません。私自身の経験でもコーヒーかすの消臭能力は高いと感じていますので、納得のデータでした。
(以下省略)
臭いは、生ゴミが腐敗する際に出るもので、そこには当然虫も発生してくるわけです。
活性炭の5倍の消臭力
上記の記事にもありますが、情報の発信元はUCCです。
ならば、本家本元(UCC)を覗いてみましょう。
なるほど、アンモニアを吸着・中和してしまうから臭いがしないと言う原理ですね。
そして、その効果が活性炭の5倍もある。
コーヒーかすは、活性炭と同じような消臭効果があることは知ってはいましたが、話は逆でした。
それにしても、これほどの消臭力を「生ゴミ堆肥作り」に使わない手はありません。
コンポストに使ってみた
私は、毎日ドリップコーヒーを10時に飲みます。
たった1杯ですが、それでも毎日のことですので「コーヒーかす」は結構溜ります。
生ゴミをコンポストに入れるのは1週間から10日に一度、その間に溜ったコーヒーかすを使うことになります。
なお、生ゴミは米のとぎ汁乳酸菌をバケツにいれているので、一杯になるまで置いても臭くなりません。
この写真は、生ゴミを投入した直後にコーヒーかすを振りかけた状態です。
これまで使ってこなかったため、写真では20日分くらいありますが、これほどなくても大丈夫そうですね。
下の写真は3日後です。
あまり変化が無いように見えますが、臭いもないし、虫もいません。
コーヒーかすの威力は絶大なようです。
注意:コーヒーかすは、しばらく溜めるとカビてしまうこともありますが、消臭効果には影響しないようです。なので、カビても燃えるごみなどに出さないようにしましょう。
まとめ
我が家の生ゴミは、野菜くずのほかに、米を毎日搗いて食べているので米ぬかが入ます。
当然ですが、野菜くずだけのものよりも数段良いものができるわけです。
しかし、その分虫も湧きやすいので、これまでは上から土をスコップで3杯ほどかけていました。
こうすると早く生ゴミが早く分解されるので、臭いも虫も発生はしませんが、肝心の土が不足します。
家庭菜園では黒土は余っていませんから、「コーヒーかす」で一気にこの問題が解決できそうです。
そして、コーヒーは高い飲み物ですが、ごみを出さず最後まで有効利用していけば地球環境にも良いはずです。
今日からコーヒーがますます美味しく感じるかも知れませんね。