我が家の土地は狭いけれど、東側に用水路があり、高低差があることから土手の面積が30㎡近くあります。
水路敷地(国有地)なので誰も管理してくれず、長年にわたり私が草刈りをやってきました。
ところが、昨年の1月に野菜の垂直仕立て栽培を知り、それなら土手だってできるんじゃないか。
昨年は、キャベツやキュウリ・ナスなどを作り、素晴らしい出来だったわけです。
そこで、今度は大根を作ってみようと言うことになりましたが、これは根菜なので斜面ではどうなのか。
平らなところでもうまく行かないのに、ましてや斜面です。
写真のような斜面を削り、平らにして鎮圧して4月9日に種まきをしました。
あれから1ヶ月経過したので収穫してみました。
肌もきれいで良い大根ができています。
虫も多かったのでどうなるか心配でしたが、それほどでもありませんでした。
ただ、水路脇なので湿気が多く、オカモノアライガイが毎年大量発生します。
なので、周辺の草刈りを念入りにしたところほとんど発生していません。
このような場所では、草丈が高くなると、風通りが悪くなり虫が発生するのでしょうから定期的な草刈りは必須だと思います。
それから、せっかくなので大根の下側にはトウモロコシ、その南側にはカボチャを蒔きました。
トウモロコシは今のところ順調ですが、カボチャはウリハムシにやられました。
防虫ネットで防いでいますが、葉を食い荒らされたので出遅れています。
それと、土手カボチャは美味しいと昔から言われますが、これは本当です。
以前にも作ったことがあって、とても美味しかったことを覚えています。
その当時は垂直仕立て栽培などは全く知りませんから、偶然にうまく行っただけでしょう。
カボチャのような蔓性の作物の場合、蔓を平行に誘引するのが垂直仕立て栽培のやり方です。
土手は長いので、活着できればうまく行くはずです。
こうして考えると、これまでは単に草刈りして管理するだけから、作物の生産の場になったのは非常に大きいと思います。
何しろ、マイナスからプラスに転じたのですから。