とんでもない暑さが続いています。
地球温暖化なんて嘘だ、地球は小氷河期に向かっているなんて言説もあるようですが、皆様いかがお過ごしですか。
今日も午前中から気温はぐんぐん上昇中です。
11時過ぎたところで、すでに37.5℃。
外で仕事をしている方も大勢おられるでしょうが、ちょっと危険なレベルではないでしょうか。
こう毎日のように37℃なんて気温が続くと、これが当たり前のような感じがしますが、5年前には滅多にあるようなことではなかったはずです。
去年も一昨年も暑かったですが、今年は更に暑くなっています。
これから台風などが来てどうなるか分かりませんが、異常に速い梅雨明けが影響しているのかも知れません。
地球を冷やせ!
先日は、グリーンカーテンで暑さを防ぐ方法を書きましたが、今回は太陽熱温水器が気温を下げる話です。
なぜ下がるのか?
理由は簡単で、太陽光(輻射熱)が太陽熱温水器内の水に閉じ込められ(蓄熱)、その分気温が上昇しません。
ただ、下がったと思えるほどではありませんが・・・
写真は、我が家のサンルームに置いてある真空管採熱器です。
1本が約0.9リットルなので、2本で1.8リットルのお湯を沸かせます。
取得できる熱量は、季節によっても違ってきますが、真冬でも普通に+60℃くらいにはなります。
お天気次第とは言え、10℃の水が70℃になるわけです。
1ccの水を1℃上昇させるのに必要なエネルギーは1カロリー(Cal)。
2本の真空管の採熱量は、1800cc×1Cal×50=90,000Cal
90KCalが真空管内の水に閉じ込められたことになります。
この分は大気中に拡散されませんので、その分の温度は上昇しないことになります。
ただ、微々たるものですから、自然環境にはほとんど影響しないことは明らかです。
しかし、この部屋(サンルーム)に真空管をずらっと並べたらどうでしょうか。
サンルームにズラッと真空管採熱器を並べるのは現実的ではありませんが、このような狭い空間であれば周辺の温度は何度か低くなるはずです。
それと同じように、日本中、いや世界中で太陽熱温水器を使えば気温がいくらか下がるはずです。
それと同時に、燃料も使わずに済みますから相乗効果は大きいと考えられます。
確かに、自然エネルギーの電気で地球温暖化防止もありかもしれません。
ですが、太陽熱をそのまま使えば、電気やガスなどでお湯を沸かす必要が無くなり、結果としてエネルギー全体の消費量も少なくなるはずです。
私は、現在の異常な気温の上昇は、人間の行き過ぎた快適な生活から生じているものと思っています。
快適な生活をすることを否定はしませんが、ここまで異常な気温になることの原因を真剣に考える時が来ています。
エアコンで温度調整ができるうちに考えましょう。
できなくなった時は悲惨です。