今年も3.11が通り過ぎた。
思い出したくはないけれども、あの忌まわしい出来事は脳裏に焼き付いていて、そう簡単に忘れることはできない。
世間ではもう誰も口にすることはないし、気にもしていないが原子力緊急事態宣言は現在まで解除されているわけではない。
ただ、いつまでも「放射能が~」と言っていても始まらない。
それよりも、またぞろ原発推進派が勢いを増しているのが気になる。
こんな記事をXで見つけた。
【2023年最新】火力発電における燃料の使用量と種類について解説!日本の発電量の電源別割合は?
この記事によれば、この国の発電の83.4%が火力発電だそうです。
ちなみに原子力は7.2%、自然エネは3%。
自然エネルギーが未だに3%とは、この13年間なにをしてきたのか。
どこの国だって福島の惨状を見てエネルギー政策を変えて、自然エネルギーにシフトしているわけです。
日本は全くは変わっていない。
福島の教訓はどこへ行ったか。
未だに2万人も故郷を追われ避難しているのですよ。
我々だって、チェルノブイリの基準なら移住しなければならない場所で生活してるんです。
健康被害が無いから問題ないって?
いやいや、健康被害なんてたくさんあるでしょう。
被害認定が難しくて泣き寝入りしているか、病気が放射能由来かどうか分からないだけです。
これまでの被災者に対する対応を見れば、この国に国民を守るなどと言う姿勢は皆無であることは間違いありません。
今年1月1日に発生した能登大地震で志賀原発が被災しましたが、この対応です。
もしも志賀原発が稼働していたら・・・
事故起きれば隠蔽、地元住民は避難なんてできるわけもなし。
やはり政治が変わらないとこの国は滅亡しそうです。