昨日、後期高齢者医療制度の保険料の上限額を引き上げることを盛り込んだ健康保険法などの改正案が、13日の衆議院本会議で賛成多数で可決されました。
さすが自民党、岸田政権の少子化対策は言葉通り異次元ですが、年寄りは邪魔だから早く死ねと言わんばかり。
でも、政治家の発想とはこれほど貧困なのかと思うと残念極まりないですね。
国民が貧困だから政治家の頭も貧困。
これも緊縮財政が原因なのでしょう。
さて、本日は4月15日、年金支給日です。
銀行へ行ってみてください、朝からATMに多くのお年寄りが並んでいるのを不思議に思ったことはありませんか。
2か月に一度の支給ですから、生活資金が枯渇してしまう人も多いのでしょう。
そんなに急がなくても、と思うのは現在働いていて、それなりの収入を得ている人だけですよ。
特に後期高齢者(75年以上)ともなれば、働けないし、働くところもありません。
つまり、年金だけが頼りなわけです。
私は、高校卒業して42年間働いたので年金6万円ということはありませんが、余裕で暮らせるわけではありません。
田舎に住んで、家庭菜園をやったり、太陽熱温水器を使って生活費をとことん節約しているから何とかなっているようなもの。もちろん、旅行などこの10年間一度もしていません。
わずかしかない貯蓄を、生活費が足りないからと取り崩すようなことをやっていたら、いずれ悲惨なことになりかねません。
自公政権が続く限り、今後さらに年金支給額が減ることを予想しているので、私は山本太郎のれいわ新選組を応援しているわけです。
少しくらい寄付しても、良い社会を作ってくれるならと思っています。
原口衆議院議員の投稿に対して、肯定的なコメントが多いものの、年寄りは楽しているからもっと保険料を払うべきだなども散見されます。
確かに若い人が厳しいのは息子を見ていれば分かります。
でも、そんな世代間の分断をして世の中良くなるはずはありません。
そうそう、年寄りは集団自決しろなんて馬鹿がいましたね。
そんな恥知らずな人間がTVに出られるなんて、我々の現役時代には考えられなかったことです。
今回の法改正が、その伏線と思うのは穿ちすぎでしょうか。
分断政策は権力者が得意とするものです。
我々国民はその手に乗らないように行動したいものですね。