まだ柚子には青みが少し残ってはいるが、ほぼ黄色くなったので今季初の柚子ジャムを作ってみた。
私が作るのは、柚子のジャムと黄金煮の2種類。
黄金煮はあとで作ることにして、今回はとりあえずジャム。
ただ、柚子は他の果物よりもジャムづくりは難しい。
苦みを取るのが難しいから。
きちんと苦みを取るためには、何回も茹でこぼさなければならない。
柚子を美味しく食べるのは本当に面倒です。
それに、いくら薄く、小さく刻んでも少し皮が固く感じるんですね。
これは何度も茹でこぼしているので、茹で方の問題ではないはず。
もう少し柔らかくできないものかと、色々と調べてようやく見つけたのが以下の記事。
この記事によると、柚子の皮を刻んで2回茹でこぼした後、冷凍にしています。
皮が柔らかくなるとは言っていませんが、作ってみたら私の理想とする柔らかさになっていました。
苦くないこと、そして皮が柔らかく食べやすいので、昨年からはこの方法で作っています。
柚子採りは棘が痛い
さて、柚子には大きな棘があって採るのは容易ではありません。
注意はしても、やはり何回か痛い思いをするのを覚悟の上でないとやれません。
今回も左手の人差し指をグッサリ刺してしまいました。
痛かった!
今回は最初なので、とりあえず14個ほど収穫。
5個をジャムにして、あとはお世話になっている人にあげました。
非常にキレイな柚子なので喜ばれるんですね。
ただ、柚子は採っただけではダメで、枝もきちんと処理しておかないと後々厄介です。
その理由は、こんなに恐ろしい棘があるから。
こんな棘をまともに刺したら大変なことになります。
処理の仕方は、まず棘の先端(ここが危ない)を切ります。
その上で、剪定ばさみで枝を細かく切ります。
燃やしてしまえば簡単なのでしょうが、現在は野焼きはできませんので、面倒でもこの方法しかありません。
これくらいに小さくしておけば、早く腐り、土に戻っていきます。
十分に腐ったら畑に入れることができるので無駄にはなりません。
なお、注意しておきたいのは処理残しを見逃さないこと。
※小さい棘もきちんと処理しておきます。
なにしろ、この棘は枯れても先端が鋭いので。
柚子のジャムを作る
さて、そんな苦労の末に収穫した柚子でジャムづくりを作りました。
ただし、今回の出来は70点。
なぜかと言うと、冷凍後に一度茹でこぼしするのを忘れ、砂糖を被せてしまいました。
そのため、ほんの僅か苦みがあるような、ないような感じになっています。
でも、これまでの経験から2回の茹でこぼしではかなり苦みがを感じるので、冷凍する効果が大きかったのだろうと思います。
気がついてみると、最近はこんな面倒なことも苦にならなくなりました。
これからは、有機栽培のミカンのマーマレード、リンゴジャムなどを作る予定です。
手作りジャムは本当に楽しいですね。