今年も百目柿はたくさん生ってくれたが、困るのはあまり甘くないこと。

たる抜きでもしないと誰も食べないし、それでいくらか消費したところで大量に余ってしまう。

もう少し何とかならないものか。

少し前に干し柿は難しいと書いたけれど、あえてやってみようと思い10個ほど採ってみた。

皮を剝いたところ、かなり熟していているのもあり、それは生食でも良さそうだ。

でも、硬いので歯の丈夫な人しか食べられない。

と言うことで干し柿にしてみます。

百目柿の正式な呼称は甲州百目と言うようです。

不完全渋柿で、渋抜きして生食か干し柿にするのが一般的らしい。

いやいや栃木県では干し柿にする人はいませんよ。

干し柿は、ほとんどが蜂谷柿

子供のころから、百目柿は生でガリガリ食べるもの。

そう思ってました。

今さらですが、かなり非常識なことをやってたわけで、だいぶ損してましたね。

剝いた皮も何かに利用しましょう。

実より皮に栄養が!柿の皮の活用法

昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」といわれているように、柿には体に良い栄養がギュッと詰まっています。
実は、実や皮だけでなく葉やヘタにも健康パワーが備わっているんですよ。
今回は柿の皮のパワーとその活用法について、ご紹介します。

柿にはみかんの2倍ともいわれているビタミンCが含まれています。1個で1日に必要な摂取量をまかなえて
しまうほどなんです。また、ビタミンAもたっぷり。風邪予防にはうってつけの食べ物なんです。

そして、柿といえば、柿タンニンにも注目しておきたいところ。渋みの元であるタンニンはポリフェノールの
一種です。ポリフェノールはがん細胞の抑制作用が有名ですね。また、アルコールの分解を早めるので、
肝臓の働きを助けて悪酔いの防止にもなります。柿に含まれるタンニンの量はポリフェノールで有名な
ワインのなんと20倍だそうです!柿の栄養のすごさがわかります。

柿の皮って今まで捨てていた方も多いのではないでしょうか?

それ、すごくもったいないです!皮まで捨てずに使い切りましょう。
柿をむいた後の皮は天日干しにしてカラカラになるまで乾燥させます。オーブンやレンジ、
ノンフライヤーを使ってもいいですね。こうしておくと保存もできますし色々な使い方ができます。
生で食べる場合は天ぷらやきんぴらにすると美味しくいただけますよ。

乾燥させた柿の皮は、そのままぽりぽりとチップスとして食べてもいいし、煮物や漬け物を作るときに
入れておくと、柿そのものの甘みでとても美味しく仕上がります。砂糖を使う量が少しで済むので
お砂糖を控えたい方にはとてもおすすめです。

また、ミルやすりばちで細かく砕いたものはヨーグルトやサラダ等のトッピングに使えます。また、
お湯を入れてほんのり甘い柿の皮茶にしてもとても美味しいですよ。パンやお菓子を手作りしている方は、
パン生地に練り込んだり、パウンドケーキやクッキーの生地に入れてもいいですね。

要するに皮を乾燥させておけばいいようです。

なんか楽しみが増えたような気がします。

なお、干し柿の乾燥には扇風機を使います。

これは、首振り機能が壊れたので乾燥用に使っています。

常時サンルームに置いてあるので、天気が悪く洗濯物が乾きにくいときも便利です。

特に初期ですが、強制的に風を送るとカビが生えにくくなります。

ぜひお試しを。