今年の柚子は、なり過ぎないように剪定などもしてきましたが、結果は200個以上なってしまいました。
すでに100個以上は収穫して、柚子ジャムや黄金煮などを作っていますが、当然処理しきれないので欲しい方にどんどん差し上げています。
ですが、まだまだ半分。
しかし、このまま放置しておくと霜に当たって皮が固くなってしまいますから、本日は天気が良かったのであらかた取ってしまいました。
数えてはいませんが、100個近くはありそうです。
状態としては、何度か霜に当たっているので傷み始めているものもありました。
だいぶ取ったので、かなり少なくなりました。
なんかほっとしますね。
せっかく沢山なってくれたのに、利用しないのは柚子に申し訳ないですからね。
問題は枝の処理、実はこれが一番大変なんです。
昔だったら燃やせば良かったのですが、今ではそれはできません。
なので、この大きな棘と枝を剪定ばさみで細かく切っていきます。
これをいい加減にしておくと、後で文字通り痛い目に合うことになります。
しかし、柚子はなんでこんなに棘が大きいんでしょうか。
刺さるととんでもなく痛いですよ。
柚子の効用
さて、そんな柚子は非常に酸っぱいのでビタミンCが多いのは分かりますが、調べてみるとその含有量が多いのには驚かされます。
皮のビタミンCは果汁の4倍!? “捨てるところがない”ゆずの栄養成分と健康効果
冬至にはまだ早いですが、古くから「冬至の日にゆず湯に入ると一年中風邪をひかない」と言われています。ゆず湯には血行を促し、身体の芯から温める効果があることからだそうです。
「ゆずは入浴だけでなく、特に旬を迎えるこれから冬にかけては、ぜひ食べてほしい柑橘類です」と管理栄養士の柴田聡美さんは言います。詳しい話を伺いました。
果汁と一緒に摂りたい、果皮
ゆずは、“捨てるところがない”柑橘類といわれています。果肉に含まれる果汁はもちろん、果皮にも栄養が豊富だそうです。
「ゆずに豊富に含まれるクエン酸には、蓄積すると疲労を感じるもととなる乳酸を早く分解し、疲労感からの回復を早める効果があります。また、胃液の分泌を促進し、胸焼けや胃痛などの不調を解消すると言われています。
また、果汁と果皮を比べると、栄養素によっては栄養価が大きく違うものがあります。たとえば、果汁には果皮よりカリウムなどが多く含まれる一方、ビタミンCは果汁よりも果皮に4倍も多く含まれます。果皮のビタミンCの含有量は100g中160mgでレモン果汁の約3倍と、果物の中でもかなり多い方です。ビタミンCには、体内の組織の老化を防ぎ、生活習慣病などを予防する抗酸化作用があると言われています。
さらに、あの独特の芳香の素になるリモネンやシトラールも果皮に多く含まれているのです。リモネンには交感神経を刺激し、血行を促進することで、体内の代謝や消化活動を活発にする働きがあるので、果汁だけではなく、果皮もぜひ一緒に摂るようにしましょう」(柴田さん)
苦味の正体は白い部分
栄養豊富な果皮ですが、苦味があるので捨ててしまう、という人もいるのではないでしょうか。ところが苦味を抑える調理法があると柴田さんはいいます。
「ゆずをはじめとする柑橘類の多くは、表皮と果肉の間にある白い部分が苦く、表皮は苦くありません。そこで、生で食べるなら表皮のみを包丁で削ったり、おろし金でするのがおすすめです。包丁で削った場合は、千切りにして漬物などに混ぜると、非常に香りがよく風味が増します。また火を通して作るゆず茶やジャムなどは、白い部分ごと一度ゆでこぼすと、苦み成分が抑えられます」(柴田さん)
これからは黄色く色づいたゆずが豊富に出回るようになります。すぐれた栄養効果のあるゆずをおいしく摂って、寒さに備えましょう。
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果汁で比べるとレモンとあまり違わないですが、果皮はダントツに多く含まれているようです。
そのため、昔から皮を利用してきたのでしょう。
しかし、今回はどうもそれだけではなく、怪我をしたときなどにも非常に有効であるとの情報を入手しました。
こののポストを読むと、ビタミンC(アスコルビン酸)には、以下のような疾患に効果があるとされています。
この方は内科医とのことなので、信用できるのではないでしょうか。
こんな興味深いポストもあります。
ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く 「飲みすぎはムダ」は誤り!副作用もなし! 「1g×1日4回」で感染症、心筋梗塞、脳梗塞も防ぐ
コメントなどを読むと、化学合成されたビタミンCは良くないとか、効果を疑問視する意見も当然あります。
でも、柚子なら天然のビタミンCですから何の問題がないはずです。
効果があるかないかは、自分の体で試してみるしかありませんし、仮にあったとしても公に認められるものではありません。
と言うことで、そんなに素晴らしいビタミンCを含む果物が我が家に大量にあるわけです。
積極的に使わないのはもったいない。
こんなことを、暇にあかせてやっていれば寒い冬もいつの間にか過ぎていくはずです。
柚子茶、黄金煮を作る
これまでは、柚子ジャムや黄金煮、陳皮、柚子スライス、柚子化粧水などを作ってきました。
問題は非常に酸っぱいので、作っても家人にあまり人気がなく残ってしまうこと。
それと、柚子は苦みがあるので何度も茹でこぼす必要があるなど、作るのが面倒なのが難点です。
それから砂糖もたくさんいりますが、これは酸味を調整するためなので仕方がありません。
そこで、簡単にできて、且つ手軽に利用できるものを考えてみました。
写真は、柚子茶と黄金煮です。
柚子ジャムは、細かく切ったりするのが非常に大変なので今回はパスしました。
左が柚子茶で右が黄金煮です。
柚子茶の作り方は簡単で、いくつかに切って種を取り、同量の砂糖をかけるだけです。
成分がしっかり出るまでに1か月くらいはかかるとは思いますが、柚子のビタミンCを全部使うのでこれが一番かも知れません。
写真の黄金煮は、だいぶ食べてしまったので少ないですが、これも作るのは比較的簡単です。
ピーラーで表皮を剥いて、あとは塩水に6時間以上浸してから作ります。
なお、剥いた皮はこれまで捨ててしまっていたのですが、皮にビタミンCが多いと知ってしまったので柚子茶と同じように作りました。
写真にはまだ柚子汁を入れていませんが、後から他の柚子から取ったものをたっぷり入れました。
当面はこんな感じですが、まだ残りが20kgあるのでどうするか思案中です。
今のところ考えているのは、
1 柚子汁を絞る
2 残った皮と種を乾燥する
柚子汁は、ミカンなどのように沢山とれませんので貴重品です。
私は、ポン酢やジャムの酸味料として使っていますが、冷蔵庫に入れておけば1年くらいは問題ないことを確認しています。
なので、慌てて使う必要はありません。
問題は皮の使い方ですね。
お風呂にも使いますが、乾燥しておけば何かのアイディアが出たときに利用できるかも知れません。
いずれにしても、今回は柚子の効用をさらに深く知ることができたように思います。
なお、柚子がない人はサプリを使ってみるのも良いかも知れません。
沖縄のシークワーサーは美味しそうです。
たしか、これは村おこしで開発されたものだったと記憶しています。
いずれにせよ、ビタミンCは体内で作れませんから、積極的に摂った方が良さそうです。