今日から2月、風が強いものの気温は高めです。
例年ならこの時期は寒さの底で、厳しい寒さが続くのですが、暖冬のせいか梅の蕾もかなり膨らんでいます。
もう春間近という感じですが、1月の太陽熱温水器のデータを見ても、やはり暖冬であったことが明らかでした。
では、データを見ていきましょう。
2024.1月度の昇温結果
まずは、太陽熱温水器の昇温グラフから見ていきましょう。
毎年のことではありますが、冬はどうしても30℃までなかなかいきません。
なぜかと言うと、真冬の太陽は光がやや弱いことありますが、水温が極端に冷たいので夏のような温度にはならないのです。
つまり、真空管採熱器はさほど変わらず温度を上げていますが、朝の水温が低いために到達温度が低くなるわけです。
それと、気温も低いので放熱が大きいことも挙げられます。
次に表をご覧ください。
一応、天気のイメージを記載していますが、今期は雨や雪の日が非常に少ないことが分かります。
しかも、朝の平均水温は6.3℃、夕方は21.1℃、平均で15.3℃上昇していて、昨年よりもかなり高くなっています。
ちなみに昨年は、朝の平均水温は5.3℃、夕方は18.0℃で、平均で12.7℃でした。
40℃を超えるような温度ではありませんが、そもそも6℃程度の冷たい水ですから、21.1℃になれば太陽熱温水器を使わない時に比べれば灯油は大幅に軽減されることは明らかです。
※分離分割型の太陽熱温水器の場合、水温はタンクが地上にあるので通常よりも水温が低くなります。
当然ですが、燃料費はかなり少なくて済みました。
給湯よりも暖房費が大幅減?
昨年の1月にどれくらいの灯油を使ったか調べたら160リットルも使っていました。
ところが今年は60リットルも少ないのです。
え?と疑うような少なさです。
単に太陽熱温水器の成果だけとは思えません。
以下、NHKの長期予報です。
2024年1月ー3月 全国的に暖冬傾向 短期的に大雪も 関東甲信は?気象庁 3か月予報
暖かい日が続いている、ことしの冬。
気象庁が発表した長期予報によりますと、2024年1月から3月までの3か月間も全国的に気温が平年より高くなる見込みです。関東甲信地方は、寒気の影響を受けにくいため、向こう3か月の気温は「平年より高い」と予想されています。また、低気圧などの影響を受けやすいため、向こう3か月の降水量は「平年並か多い」見込みです。
2024年1月~3月…暖冬傾向
気象庁が19日に発表した2024年1月から3月にかけての3か月予報によりますと、3か月間の平均気温は北日本から沖縄・奄美にかけて全国的に「平年より高い」と予想されています。
◇要因は?◇
暖冬傾向が続く要因について、気象庁は、▽地球温暖化に加え、▽日本付近では上空の偏西風が北に蛇行し寒気の影響を受けにくくなることなどが考えられるとしています。◇降雪量は?◇
このため、3か月間の降雪量も北日本から西日本にかけての日本海側でいずれも「平年より少ない」見込みです。◇降水量は?◇
降水量は、北日本に加えて、東日本の日本海側で「ほぼ平年並み」、東日本の太平洋側と西日本の日本海側で「平年並みか多い」予想で、西日本の太平洋側と沖縄・奄美では南から暖かく湿った空気が入りやすいため「平年より多い」見込みです。◇一時的に大雪のおそれ?◇
一方で、偏西風が南に蛇行する時などに短期的に強い寒気が流れ込み大雪となる可能性があるとしています。気象庁異常気象情報センター 楳田貴郁所長
「このところ北日本を中心に雪の量が多くなっているように今後も一時的に大雪となる可能性があるので、最新の気象情報に注意してほしい」関東甲信地方は?
関東甲信地方は、寒気の影響を受けにくいため、向こう3か月の気温は「平年より高い」と予想されています。また、低気圧などの影響を受けやすいため、向こう3か月の降水量は「平年並か多い」見込みです。
<月別の天候>
1月 低気圧などの影響を受けやすいため、平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。
2月 低気圧などの影響を受けやすいため、平年に比べ晴れの日が少ない見込みです。
3月 天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。<月別の平均気温と降水量>
1月 平均気温は「平年より高い」見込みで、降水量は「平年並みか多い」と予想されています。
2月 平均気温は「平年より高い」見込みで、降水量は「平年並みか多い」と予想されています。
3月 平均気温は「平年並みか高い」見込みで、降水量は「ほぼ平年並み」と予想されています。
暖冬はもはや確実なようです。
となれば、この物価高で燃料費や電気料金が高止まりしていますが、暖冬で使用量が減れば本当に助かります。
昨年は非常に寒くて、前述のように1月は灯油を160リットル購入してほぼ全量使っています。
ところが、今年は60リットル。
なんと100リットルも違いますから、これほどの違いは単に暖冬だけでは説明できません。
色々と考えたら、石油ストーブをまだ一度も使っていないことを思い出しました。
昨年は、石油ストーブを買ったばかりだったので煮物とか焼き芋を結構作っていました。
しかし、あまりに灯油の減りが早いので今年はまだ使っていません。
石油ストーブはとても温かくて良いんですが、こう灯油が高くては我慢せざるを得ませんよね。
なので、今年は少々寒くても太陽熱暖房と石油ファンヒーターで凌いでいるため、大幅な灯油の消費減となったようです。
最近の石油ファンヒーターは、温度調整に優れていて非常に燃焼効率が良いです。
石油ストーブを非常時のために用意しておくのはありですが、普通に使うなら石油ファンヒーターが一番だと強く感じました。
もうすぐ春で暖房器は必要なくなりますが、タイムセールなどで安くなるので買うなら今が狙いめです。