風力発電で、全く新しい発想の風車が出てきました。

その名は「パンタレイ」、長岡技術大学で開発されたものです。

私が特に注目したのは、

大きい風車は海岸線や山の上しかない、なぜ身の回りに風車はないのか。

この点です。

実際に風で電気を起こすことは簡単で、やっている方もおられるとは思いますが、一般家庭で使えるようなものはほとんど販売されていません。

どうやら、このパンタレイという風車は一般家庭向けに普及させていく考えのようで、期待したいですね。

動画の中で、庭においてもオブジェとして見栄えのするものと言っていますが、まさにこの点は重要でしょう。

見てくれは大事です。

しかも、1㎡あたり200Wの発電ができるらしく、これは太陽光発電の3倍近い能力です。

小型で軽く、静かで安全な風車であればたぶんローコストでしょうから、実現したらできればぜひ導入したいものです。

我が家の場合、太陽熱温水器の採熱器で屋根が占領されているので太陽光パネルの置き場所がなく、以前から小型の風車で良いものがないか探してきました。

でも、なかなか、気に入ったものがないのが現状でした。

ただ、このパンタレイという風車は素晴らしい発想と思いますが、エネルギーの世界は利権が凄まじいので実際はどうなんでしょう。

人工石油ではないですが、やり方を間違えると命を奪われかねません。

そこはうまく立ち回って、事業を成功させていただきたいですね。

理想はハイブリッド発電

ところで、風はどこでも吹くのですが、時には凪のように無風状態の時もないわけではありません。

しかも、太陽がギンギン照っているときにはやはり太陽光発電もあったら良いわけです。

10年近く前ですが、ビックサイトでエネルギー関係の展示会があって出かけたところ、沖縄の会社が風力と太陽光発電のハイブリッド発電を展示していました。

あまりに発想が素晴らしかったので名刺交換させていただいたのですが、残念なことに以後連絡が取れなくなってしまいました。

ところが、ハイブリッド発電で検索したら、なんと全く同じようなシステムが販売されていました。

しかし、これも会社(北海道)が見つかりませんので、うまくいかなかったのでしょうか。

内容は悪くないと思うのですけれどね。

電気だけでなく、ガスや石油などエネルギーを個人でどんどん作られてしまうと都合の悪い勢力がいるわけです。

たぶんに、今回のパンタレイも一般に普及するのはかなりの困難が予想されます。

私の住む那須野が原は、年間を通して風が強く吹く地域です。

そんな場所ですから、風力発電を使ったら3割どころか半分くらいは簡単に電気の消費量を減らせてしまいます。

もちろん、半分にするのは少しお金がかかるかも知れませんが、電気の値上がりに悩ませられないのであれば検討に値するでしょう。

ましてや、停電の時や災害でも使えますからね。

こう考えてくると、エネルギーはやっぱり地産地消が一番良いと思います。