私はテレビはあまり見ませんが、たまにつけるとどのチャンネルも食べ物に関連する番組ばかりです。

高級な肉とか拘りラーメン、そしてスイーツなど。

こんな美味しそうなものばかり見せられるとたまりませんね。

でも、よく考えるとこのようなものは体に良くないばかりか、しょっちゅう贅沢していたのではお金がいくらあっても足りません。

たまの外食は良いとしても、普段は自分で作って食べるのが基本です。

そうしないと、食費がかかりすぎてしまいます。

食費を抑えて健康に生きるために何をすべきか。

その答えは実に簡単です。

(目次)

1  米は栄養価が高くコストが低い

2 パンは高くて危険がいっぱい

3 おかずは買わず自分で作る

4 まとめ

米は栄養価が高くコストが低い

日本人は、テレビに洗脳されてすっかり米を食べなくなりました。

誰の陰謀でしょうか。

このグラフをみると一目瞭然、現在は1962年の半分も食べていないことが分かります。

なぜこれほどまでにコメの消費量が減ってしまったのでしょうか。

諸説ありますが、

なぜ食べない!コメの消費が減り続ける真因

食の多様化は説得力がありますが、毎日のように流されるCMで米を食べなくても心配ない、とすっかり洗脳されてしまったような気がします。

有名タレントがハンバーガーのCMにでると、ご飯なんか食ってるやつは貧乏人のような印象を受けるのは私だけでしょうか。

ところで、米は日本人の体に合っていると認識していますか。

日本人とお米の切っても切れない大切な関係

この記事から一部を引用します。

日本人の起源は、世界で最も古く長い縄文文化に始まります。1万3千年もの間、集団を成して定住し、自然と寄り添いながら生き、人間同士が争う武器は見つかっていないとか。今から3千年前の弥生時代には米が伝来して稲作が始まり、程なく日本という国が誕生します。稲穂の国日本も今年で皇紀2676年、今上天皇で125代、天皇のお勤めの多くは米に関するものだということです。

稲作が始まって人口は増え、日本文化が発展して来ました。食文化の中心は米であり、様々な米の料理が伝統食として引き継がれています。かつて気は氣と書き、米を食べなければパワーが出ないと教えられ、よく噛んで食べて体力気力を充実させ、知力を養い、人々は国を成長させてきました。

終戦を経て皆が米を食べられるようになり、1960年には一人当たりの消費量が118kg(年間)に。ところが55年を経て57kgにまで減ってしまいました。

お米の大事さを見直す時が来ている

現代が抱える病の増加、出生率の低下、子どもにおける気力・体力・学力の低下と、我々が適応食を食べなくなったことは果たして無関係でしょうか? 量もさることながら、「一物全体」とあるように、そのもの全体を食することに栄養バランスの秘訣があるように思います。米も周りの表皮や胚芽を全部取ってしまうのではなく、せめて精米を五分づきにしていただくと体のために嬉しいですね。五分づき米は白米と同様、普通に炊けます。

白米を横に並べたら「粕」という字になります。白米が流行した江戸時代、江戸病(かっけ)で多くの人が死にました。先人はそれを知ってか知らずか、玄米や味噌汁、わずかなおかずを良く噛んで大事に食べることで「腹八分目」に自制し肥満も無かったようです。

地球の裏側から食べ物が届く現代ですが、数万年にわたり命を繋ぐ動物それぞれに適応食があるように、人も身の周りで採れるものを食すること事が自然であることを思い出し、我々の歴史と共にあり続けた米の大事さを見直す時に来ているのではないでしょうか?

この文章の中で注目していただきたいのは、

これはとても重要な指摘ではないでしょうか。

食べ物だから美味しければいい、でもそれだけでは十分ではありません。

日本人の体に合っているのか、ここが重要であると私は思います。

住んでいる地域が違えば食べるものが違ってくるのは当然です。

ところが、私たち日本人は近年になって欧米諸国のようにパン(小麦)をたくさん食べるようになりました。

でも、パンは高くつきますし、グルテンなど体に良くない成分があります。

一方でお米は栄養価が高く、低コストなのを知っていますか。

玄米なら少し高くても12,000円/30kgで買えます。

30,000g/150g/1合=200合

つまり、1合あたり60円ですから非常に安く、しかも栄養価が非常に高いことを知ってください。

下の図は、お煎餅で有名な亀田製菓のサイトから引用させてもらっています。

このように、米は安くて栄養価が高いのですから、まさに理想的な食べ物です。

縄文時代から米を食べ続けてきた日本人には、小麦ではなく、米が一番体に合っているのです。

健康で食費を減らしたいなら、パンをあまり食べずに米をもっと食べましょう。

2 パンは美味しいが、値段も高く危険がいっぱい

グルテンフリー、最近こんな話を聞きませんか。

いまさら聞けない・・・グルテンフリーってなに?

これは小麦にまつわるネガティブな情報で、体に良くないものがパンには含まれているのです。

そもそもグルテンとは?

グルテンとは、小麦に含まれる栄養素の一つです。
人の体を作るのに必要なアミノ酸からできているタンパク質のことです。
パンやパスタ、ラーメンやうどんなどの小麦粉食品のもちもちとした食感を作り出しています。
日常生活で良く口にするものに含まれているので、とても身近な存在と言えます。

グルテンが引き起こす悪影響とは?

グルテンには血糖値を上昇させる「アミノペクチンA(糖質)」や腸内トラブルの原因となる「グリアジン(アミノ酸)」が含まれているため、小腸へ悪影響を及ぼす可能性があります。
また、グルテンが引き金になって起きる自己免疫疾患のひとつ「セリアック病」や「小麦アレルギー」、グルテンを摂取することで倦怠感や頭痛を引き起こす「グルテン不耐性」の人が多く存在し、気づかずに生活していることがわかってきました。

詳しくは記事を読んでいただきたいですが、小麦に含まれるグルテンが小腸への悪影響が懸念されるとのことです。

なので、できるだけ食べない方が良いのですが、私たちの生活に溶け込んでいるので簡単にやめることは事実上不可能です。

今のところ何も問題が無ければパン食を少しづつ減らしていけば大丈夫でしょうが、花粉症が酷いとか、何かの慢性病のある方は、思い切って小麦を食べない生活をしばらくやってはいかがでしょう。

改善はなかなか難しいですが、参考に吉野敏明先生の動画を貼っておきます。

小麦(パン・麺類)を我慢できれば、酷い花粉症が治るかも知れません。

3 おかずは買わず自分で作る

それからスーパーに買い物に行くと総菜や弁当が山ほど並んでいます。

気になるのは、若い人だけでなく、老夫婦と思しき人なども結構買っていくんですね。

確かに2人分作るのは少なすぎて買ってしまった方が良いのかも知れません。

でも、昼食で1000円/二人分も毎日使っていたのではそれだけで月に3万円もかかってしまいます。

ま、毎日ではないのでしょうけれど・・・

我が家でも、たまにコロッケとか唐揚げなどを買いますが、せいぜい週に2回あるかないか。

肉でも野菜でも材料を買ってきて作ればさほどかかりませんし、煮物などは一日で食べきれませんから、冷凍しておけば後で重宝します。

面倒がらずに料理をしないとお金は出ていく一方です。

4 まとめ

とかく食費は贅沢すればきりがないものですが、美味しいものを食べてもより健康になれるものではありません。

若い時の話ですが、ある建設会社の社長さんが私にしみじみ語ったのは、

「お金があるからと言って決して贅沢はしてはいけないよ、必ず病気になるから」と。

当時は業績が良くて、毎晩のように料亭で宴会だったそうです。

しかし、それがもとで腎臓を悪くされて人工透析になり、それから10年ほどで他界されました。

そんな教えもあって、贅沢しないで生きてきたせいか大病をせず72歳近くまで元気です。

それから、今後食糧難になるかどうかは分かりませんが、念のため30kgの玄米を常時2袋用意しています。

そんな時代が来ないことを祈ってはいますが、東大の鈴木宣弘先生によればかなりヤバいとのことです。

政権交代して、農業政策の大転換をしなければなりません。