土鍋でご飯を炊きだしてから13年目になります。
きっかけは東日本大震災。
私の住む北関東も福島県とさほど変わらない汚染地域なのに、なんの補償も受けられないことに腹が立ち、なるべく電気を使わない生活をするようになりました。
その後、東電とは縁を切りましたが、基本的には配電設備は東電所有であり、実態は変わることがないのがなんとも悔しい限りです。
当時は福島原発が爆発して、かなり広範囲に停電しました。
それまで電気釜でご飯を炊いていたわけですが、電気がないのではできません。
そのため、普通の土鍋でもご飯を炊くことができることを思い出しやってみました。
ところが、これが実に簡単にできて、しかも美味しかったのです。
しかも、たいして時間もかからずに・・・
私は、それまで高級な電気釜でなければ美味しいご飯は炊けないと思い、それなりのものを使っていました。
しかし、それは大きな間違いでした。
よくキャンプなどでやる飯盒(はんごう)ご飯が美味しいと言いますが、要は鍋でもご飯は炊けることをその時知ったのです。
しかし、土鍋は大きく重いので、ご飯専用の土鍋を買ってみました。
値段は980円。
中国製の安物でしたが、なんの問題もなく美味しいご飯が炊けます。
これを5年くらい使って、その後より高級な万古焼のものに変えました。
と言っても3千円程度ですが・・・
左側がそうです。(5合炊き)

これも5年くらい使ったでしょうか、だいぶ縁が欠けてきましたので昨年の9月に買い直しました。
ところが、3合炊き(写真右側)は小さくてどうにも使いづらいのです。
米を研いで、ざるから土鍋に移す際に米がこぼれてしまうことが多々あります。
そこで、今回改めて5合炊きを購入したのがこれです。
銀峯陶器 菊花 ごはん土鍋
値段は倍になってしまいましたが、これは見た目も大変すばらしい。
間口が広いので、ザルから移す際にも米がこぼれる心配もありません。
色もなかなか良いですね。

最初に買ったものも内蓋がありましたが、ちょっと面倒なので敬遠していました。
しかし、やはりあった方が吹きこぼれには有効のようです。

ただし、内蓋は厚みがあまりないので割らないようにしないといけません。
丈夫だとは思いますが、落としたりしないように注意が必要です。

さて、炊きあがり直後の写真です。
今回は4合で炊きました。
写真では分かりにくいかも知れませんが、米が立っていますし、前の土鍋よりもシャモジを入れるのも楽です。

炊き方は、中火から強火で、沸騰したら火を止めて20分ほど蒸らします。
沸騰するまでの時間は、4合の場合で12~3分でした。
沸騰したら、後は余熱で炊き上げるのでガス代も節約できますね。
以前のものは、4合炊きの場合はやや強火で17分くらいで沸騰させ、その後弱火で3分、蒸らしが10分ほどでした。
出来上がるまで時間はほとんど変わりませんが、ガスを使っている時間はかなり違います。
この土鍋の良い点は、弱火にする必要がないこと。
半面、炊いている時間が短いので傍にいなければなりません。
いずれにせよ、火を使っているのですから、余計なことをせずに炊いている時間はスマホとか見ているのが良いでしょう。
さて、味の方はこちらの方が一段上と感じました。

気になったのは、以前使っていた5合炊きの土鍋に比べると、かなり大きいことです。

※同じ5合炊きでもかなり大きさが違います。
以前の土鍋(写真左)は、5合炊きといってもコンパクトなので4合くらいがちょうど良い感じでした。
なので、銀峯陶器の土鍋を使いたいなら表示通りで買った方が良さそうです。
まとめ
さて、これで何年持つのでしょうか。
これまでの実績からすれば、最低でも5年以上持つのはは間違いのないところでしょう。
繰り返しますが、この土鍋なら米(4合)を研いで30分浸し、12分炊飯、20分蒸らして出来上がり。
所要時間は約1時間ですから、電気釜の便利さが私には分かりません。
10万円の電気釜を、たとえ10年使えても年間1万円かかる計算になります。
そろそろ騙されていることに気づいた方が良さそうです。
(5合炊き仕様)
ブランド | 銀峯陶器(Ginpo Touki) |
容量 | 2.6 L |
商品の寸法 | 25.5D x 28W x 18H cm |
電源 | ガス |
商品のお手入れ方法 | 手洗い, 電子レンジ対応, 食器洗い機対応 |
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