こんにちはnonofhoです。

私は、農産物直売所が好きで週に1回は行きます。

ただ、この時期はよほどの天候不順でもない限り野菜の価格がとんでもなく安くなります。

理由は供給過剰だからで、キュウリやナス・トマトなどはこれからが旬。

キュウリなんて5本で100円なんて珍しくありません。

消費者としては誠にありがたいが、果たしてこんな安くても農業はやっていけるのだろうか。

と、心配になるくらいに安い。

いつも思うことだが、なぜ費用対効果をきちんと考えて生産することをしないのか。

農家ってそんなにバカなのか。

農家の経営はほとんどがザル

知人に20ヘクタールの大規模農業を家族でやっている方がいます。

無農薬で米やウドなどを生産し、加工・流通までやっている農業経営のお手本のような人だ。

行政からは6次産業だなどどもてはやされ、ちょっとした有名人でもあります。

でも、ほとんどの農家は慣行農業で生産し、できたものは農協に出荷するだけ。

農協が流通と販売を担ってくれるので楽ではあるが、当然手数料や流通の費用がかかる。

直売は、自分で梱包し持っていくので同じ値段でも儲けは多くはなるから多くの人が参入している。

しかし、写真に写っている塩原大根を例にすると1本120円。

これは標高1000mの高原大根なのだが、奥塩原ならこの直売所に持ってくるのに少なくても1時間はかかる。

一度に30本持ってきても3,600円にしかならない。

ここからお店の手数料(20%?)を引いた残りが取り分だが、人件費や生産資材・ガソリン代などを考えるとたぶん利益はでないはずだ。

相場だから仕方がない?

そうだろうか。

野菜は「3年に一度儲かればいい」なんて話は昔からあるけれど、そんなんで農業経営が成り立つはずもありません。

儲からなければ農業ではない

もちろん農家もバカではないから色々と考えてはいるものの、そこに農協と行政が邪魔しに来るわけです。

あれやれ、これを買え、そのための補助金も出ますよ。

結果、ほとんどの農家は農協や行政を当てにし、補助金なしではやっていけなくなっているわけです。

私は農家の長男に生まれましたが、跡は継がず、公務員になり農業行政を42年間見てきました。

そこで感じたのは、「農家のための行政」などというものはどこにもないと言うこと。

もっと言うと、農家は農協や行政に食い物にされていると言っても過言ではありません。

言いたいことは山ほどありますが、例えば耕作機械の購入などに多くの補助金が出ます。

しかし、値段が1千万円もするトラクターやコンバインなどを買ったとなると補助金は最高でも半分、残りの5百万円は自分で持たねばなりません。

一見得したような気分になるかも知れませんが、この5百万円はどうやって返す(元を取る)のか。

きちんと考えている農家はほとんどいません。

さて、米の生産調整(減反政策)が始まって既に50年以上が経ちます。

この政策は近年廃止されましたが、それは名ばかりで実態は続いているのです。

「減反政策は終わった」という暴論

つまり、こんなものにいつまでも振り回されている限りは農業で儲けを出すなどできはしないのです。

農家はいつになったら政府(自民党)の悪政から目覚めることができるのか。

「補助金は罠と知るべし」です。

無施肥農業を目指すべき

最後に、私は慣行農業は止めるべきであると思います。

なぜなら、化学肥料や農薬を使わずとも作物は作れることが分かったからです。

もう何十年も前から分かっていたことですが、このようなやり方では肥料会社や農薬会社が儲からない。

ましてや農協が困る。

でも、そんなことは農家が心配することではないし、儲からないことはキッパリと止めるべきなのです。

自然栽培なら耕耘はしません。

耕さないからトラクターなどは基本的にいりませんし、何といっても生産資材が極端に少なくなります。

つまり儲かると言うこと。

少しくらい価格が下がったところで、肥料も農薬も使っていないなら何の不安も無し。

なお、自然農法をYOUTUBEなどで発信されている方も多いので是非見てください。

皆さん金持ちには見えませんが、とても良い表情をされています。

理由を考えるまでもないでしょう。

巨額の農業機械を買うこともなく、肥料も農薬も使わないで作物を生産しているのです。

必要なのは種と努力だけ。

間違いなく生活には余裕があるはずです。

自然農法は少し頭を使うので難しいですが、垂直仕立て栽培なら誰でもできます。

今農業をやっていなくても、兼業農家なら土地があるわけですから定年後に自然栽培をやるのも楽しそうです。

やってみませんか。

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