今日は3月11日、あの忌まわしい出来事を思い起こす日でもあるのだけれど、そろそろジャガイモを蒔かねばならない時期になりました。

なので、昨日種イモを買いにいつものお店に行ったのですが、ジャガイモが見当たりません。

サトイモやショウガはあってもジャガイモがないのです。

張り紙があったので読むと、今年は不作で既に完売・・・

残念!

念のため、ホームセンターにも行きましたが、やはり置いてありませんでした。

そこで、不作は本当なのかをネットで調べてみました。

北海道新聞 どうしん電子版から

種イモ不足、道内苦境 生産面積5年で1割減 高温干ばつで収量低下

種イモ不足、道内苦境 生産面積5年で1割減 高温干ばつで収量低下
2021/12/19 00:01 更新
種イモ不足、道内苦境 生産面積5年で1割減 高温干ばつで収量低下
 全国の生産量の約8割を占めるジャガイモ産地の北海道で、種イモ不足が深刻化している。生産面積は2020年度で約4500ヘクタールと、この5年で1割減少。後継者不足に加え、病害虫対策など通常のイモより手間がかかる作業が敬遠されていることも背景にある。今年は夏の高温干ばつで収量が落ち、不足感がさらに強まっており、農協関係者は「このままでは道産ジャガイモを作れなくなる」と危機感を募らせている。

(転載終了)

これは昨年(2021年)の記事ですが、すでに始まっていたのですね。

全く気がつきませんでした。

それから、農家さんの参考になる動画がありましたので貼り付けておきます。

いずれにしても、家庭菜園と言えども種取りの重要性は実感しました。

ジャガイモについては、昨年の小さくて食べなかったものを使うようにします。

たぶんうまく行かないとは思いますが、作らないよりもましですからね。

今後は、このようなことがないよう出来る限り種取りをしていきたいと思いますが、実は昨年から少しづつ始めています。

野口のタネさんから種を買うと、種取りの方法が書いてあるわけです。

種を独占しない考え方には頭が下がります。

種取りは難易度が高いものが多いですが、簡単なものからやっていきます。

インゲンとカボチャの種

ここからは余談です

ところで、政治家や行政は何をしているのでしょうか。

異常気象に対して何の対策もしていないわけではないでしょうが、やっていないに等しい状況と思います。

農業の現状は、農家が儲からず後継者がいないので当然自給率は下がります。

この悪循環が何十年も続いているわけです。

今では確か40%を切っているはずです。

逆に言えば、食料の60%を外国に依存しているのが今の日本です。

私は42年間、農業行政に携わりました。

その中で感じたことは、農業行政なんて農家のためになんてやっていないこと。

逆に農家を補助金で食い物にしていると言うのが実態でしょう。

もちろん全てがそうだとは言いませんが、少なくても安全保障の観点から言っても所得補償をすべきです。

なぜなら農業は天候に左右されるわけで、豊作では廃棄、不作では稼げない。

こんな農業、誰がやります?

それはさておき、今回のウクライナ危機もありますが、大規模な海底火山の噴火が昨年ありました。

なので、今年は凶作になる可能性もあります。

平成5年の米不足

すでに警告を出しておられる方も多いです。

全てを賄えなくても、一部でも自分で作っておきたいものですね。