10月も下旬になり、日中は日差しがあれば暖かいですが、朝晩はさすがに寒くなりました。

こうなると、もう冬の準備に入らなければなりません。

私がやっている太陽熱暖房は、1tの大きなタンクを床下に3つ配置していますので急には温まりません。

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なので、早めに暖房のスイッチを入れました。

一般の床暖房のようにパイプを配しないで、温水タンクから出る輻射熱でじわじわと家全体を温めていきます。

リビングの下
台所の下

ただ、この時期はまだ水温が20℃以上はあるので、運転するとすぐに暖かくはなると言うよりも暑くなってしまいます。

そのため、運転するのは午前中くらいにして、午後は太陽熱温水器の方に熱を送るようにしています。

12月には水温も10℃前後まで下がりますから、そのころまでに家全体を温めておきたいわけです。

22℃を超えると暑く感じます。

まぁ、こんなことをやっているのは日本でも数少ないとは思います。

設備にお金がかかるのでお薦めはしませんが、昨今の燃料費の高騰を考えたらやる価値はあるのではないでしょうか。

現時点では元は取れないにしても、20年も使えばさほど損はしないはず。

このシステムは家全体を温めるので、昔の金持ちがやっていたセントラルヒーティングのようなものです。

しかし、それと較べたら爆安なはず。

あれはランニングコストが半端ではないと聞いています。

太陽熱暖房のイメージ

それと、ポンプを動かすのは太陽光発電なのでランニングコストはかかりません。

タンクの水は雨水を使います。

また、東日本大震災の教訓からコントローラに非常用のコンセントもつけてありますので停電時でも安心していられます。

下のコンセントが非常用

気になる太陽の出ないときですが、石油ストーブ1台あれば十分。

真冬でも暖房用の灯油は、月に20~30リットルで十分間に合っています。

つまり、真冬の灯油代は1ヶ月に3000円もかかりません。

なので、灯油の値段が上がっても使う量が少ないので不安はあまりないわけです。

私の計画は、お金が稼げなくなった時に困らないよう、燃料代を含めて色々とこの10年間コツコツとやってきているわけです。

家庭菜園も同様で、垂直仕立て栽培を覚えたため、コストがかからず野菜がたくさんできるようになりました。

お金はないけれど、不安なく暮らせるのが何よりだと思います。