今年の春はいつになく早いようです。

散歩をしていても緑はまだ濃くはなっていませんが、注意深く見るとハコベやスミレが咲きだしています。

ハコベ

タチツボスミレ

こうなると、一気に桜も咲きだしますね。

もはや5月並みの気温

さて、昨日は朝からどんよりとした曇りであったにもかかわらず、どんどん気温が上がり、20℃近くまで行きました。

午後の3時半を過ぎても18℃もありましたから、もはや5月並みの気温で太陽熱暖房をする必要はなさそうです。

もちろん、寒さは一時的に来るでしょうが、その時は石油ファンヒーターで対応するようにします。

昨年は3月14日に切り替えていますが、それにしても早いのではないでしょうか。

暖房費だけでなく、給湯での灯油の消費量が減るのは有り難いですね。

太陽熱暖房の熱を無駄にしない

これまでに何度も書いていますが、私の太陽熱利用は暖房と給湯の両方をやっています。

暖房には大量の熱が必要なので、真空管採熱器を95本使っており、200Lの太陽熱温水器(真空管24本)の約4倍の本数になります。

問題は、この大量の熱を冬以外使わないこと。

勿体ないだけでなく、当初は利用できずに放置していたので、過集熱で採熱器のヒートパイプやガスケットのトラブルが発生しました。

何とか改良を重ねて過集熱は解決しましたが、太陽熱を有効利用するまでには時間がかかりました。

ある日、思いついたのがブースター(ステンレス管で熱交換)です。

仕組みは単純で、採熱系配管に熱を送り熱伝導させるだけ。

分離分割型の太陽熱温水器だからできる方式ですが、我ながらうまく行っていると思っています。

なお、エクセルギー暖房のイメージは以下のようなものです。

もちろん、真空管採熱器からの熱は直接温水器に送れませんので、配管を追加して切り替えるようにしています。

分かりにくいですが、以下のようなバルブを設置して切り替えます。

そして、太陽熱温水器の温度が高くなり過ぎないよう、余分な熱は排気できるようにしてあります。

熱交換のイメージは以下のようになります。

※1月の寒波で温水側のステンレス管が凍結で破裂したため、現在は外に出しています。

本体をカラスが突っつくので金網を張ってあります。

パッと見ただけでは何が何だか分かりませんが・・・

さすがの40℃超え

昨日の結果は、せいぜい20℃前半がやっとという状況でしたが、44.5℃と圧倒的な採熱力でした。

今後はこまめに切り替える必要がありますが、高温になると困ることがあります。

まだ膨張タンクが届いていないこと。

寒波で膨張タンクが壊れてから、タンクを外したまま運転しているので、あまり高い温度にしてしまうとトラブルが発生する可能性があります。

一応、採熱器に圧力弁が付いているのですが、あるに越したことがありません。

届くまでは慎重な運転が必要となります。