今年は例年にない6月中の早い梅雨明けで、7月に入って雨も少なく、強烈な暑さが続いていました。
ただ天気予報では、これからしばらくの間は梅雨の戻りのようなぐずついた天気となるようです。
昨日の午後から雨となり暑さもかなり和らいでいますが、極端な暑さのせいで、本来ならキュウリが沢山獲れるはずなのですが、まだ13本。
苗が13本もあるのに、平均1本とはいかにも少ないです。
生りが悪いのは気温が高すぎるせい?
不安に思って調べると、以下のような記事がありました。
その一部を転載します。
キュウリの原産国は、インドからヒマラヤの高山地帯といわれています。キュウリの雌花は雄花がなくても果実をつけることができます。つるを伸ばしながら栄養生長と生殖生長を、同時に行い果実をつけていく植物です。キュウリの果実は直射日光に比較的弱く、このため葉の陰に隠れるように実がつくのが一般的です。原産地の環境から、キュウリは昼間と夜間の温度差がはっきりし、比較的乾燥した環境が適しています。
キュウリにとって生育適温でない高温が続くと、植物の呼吸量の過剰な増加により代謝が進みすぎて体力が低下します。結果、光合成の能力が低下することによるエネルギー不足が発生し、軟弱でひょろひょろとした草勢の作物に生長します。また地表面の温度が上昇し、根周辺の温度も上昇すると根の活動が低下すると考えられます。地表から一定の深さより下の土の温度は比較的一定の温度を保っていますので、根を深く張る傾向がある植物は温度変化の影響をさけ、根の活動を維持しているものと考えられます。これに対しキュウリは、比較的浅い場所で広く根を張る傾向があり、このことが温度変化に影響を受けやすい原因になっています。地表面の温度の上昇は土壌乾燥を招き、土壌中の水分は水蒸気となり施設内に放出され、換気が悪いと植物にまとわりつくように停滞します。土壌乾燥を避けるため潅水しすぎると土が締まり酸欠の原因にもなります。
これらの悪条件が重なれば、根や葉の働きが悪くなり免疫力や治癒力が低下し、細菌感染や食害を受けやすく簡単に病害虫にかかりやすくなります。このように高温が原因として発生するさまざまな作物の異常が高温障害というわけです。はっきりとした原因は断定できていませんが、複合的な要素がからみあって発生する可能性が高いと考えられています。
梅雨入りから夏場にかけての温度や湿度が上がりやすい環境が危険です。生育適温よりも5~10℃ほど高くなると障害が発生しやすいといわれています。特に夜間温度が低下しない環境はキュウリにストレスを与えることになり、成長を阻害、体力を低下させ免疫系が異常をきたし、果実の曲がりを起こすなど、病原菌の罹患原因を作るようです。
※太字は筆者
(転載終了)
私は露地栽培ですが、非常に参考になりました。
このところの暑さは35℃以上は当たり前、40℃近い時もありました。
暑さのせいで生りが悪かったのは間違いなさそうです。
ただ、最初のころ出ていたうどん粉病も消えましたし、他の病気も今のところ見当たりません。
これは垂直仕立て栽培のおかげと思います。
他の野菜もそうですが、この栽培法は肥料を使わないので病気は出にくいようです。
こちらはもらった苗。
成長がイマイチでしたが、脇芽も伸びだし生りだしました。
ただ、今年のキュウリは皮も身もが固く感じます。
これも暑さが原因?
半白キュウリも早めに収穫していますが、今のところ固くてあまり美味しくないです。
こちらは種取り用のキュウリ。(神田四葉胡瓜)
キュウリの中でも最も美味しいと言われ、漬物用として有名です。
来年は買わずに済むようにしたいですね。
キュウリのグリーンカーテン
さて、サンルーム前のキュウリも同じようです。
これも3本植えて、2本しか収穫していません。
小さいのが沢山見えるので、もうじき毎日のようになると思われます。
しばらくは梅雨のような天気らしいので、湿度が高く、気温が抑制されれば、大量に収穫ができるかも知れません。
食べきれないほどなら嬉しいですね。