この暑さのせいなのか、インゲンがこのところあまりならなくなっていました。

しかし、写真のようにまだ樹の勢いがもの凄くて、もはや管理のできない状況になっています。

このように勢いが良いのは、水路脇で水分が適度なのかも知れませんね。

しかし、まだ暑さも収まっていない状況ですが少しなりはじめました。

ただ素性は良くないですが・・・

花もたくさん咲いているので、これからもう少しの間収穫できるかもしれません。

でも、そろそろ秋野菜を植えなければならない時期です。

これまでは、少しでもなっていると未練がましく完全に終わるまで待っていました。

しかし、せいぜい今月くらいで引き揚げようとは思います。

ところで、しばらく前に大きくなり過ぎたものを種用に取っておきました。

ちょっとびっくりしたのは、昨年のものに比べると鞘がかなり長くてきれいなことです。

同じ種のはずなのですが、種取り(2回目)を続けるとこうなるのでしょうか。

しばらく乾燥したものを昨日、鞘を割って種を取り出してみました。

白い種がきっちり入っていて、虫食いもありませんので、これなら来年も種を買わなくて済みそうです。

もちろん買っても大した金額ではありませんが、自家採取は重ねるほどに出来が良くなると言われますから、これからも続けていきたいと思います。

ちなみに、作っているのはこの種です。

いちずいんげん

F1の種もたくさん出ていますが、やはり素人はこれで十分だと思います。

オクラのタネ取り用

さて、インゲンと相性が良いというのでオクラを間に蒔いてあります。

蒔く間隔が狭かったため、インゲンの勢いに埋もれ気味でしたが、何とか両端のものは大きくなってくれました。

現在収穫中ですが、種取り用もきっちり残してあります。

八丈オクラ

もうかなり大きくなっていますが、これは枯れるまでこのまましておきます。

昨年もそうでしたが、オクラは生命力が強く、いったん活着するととんでもなく大きくなります。

何よりこのオクラの良さは、大きくなってしまっても柔らかくて美味しいこと。

売っているものは、どうしても皮が固いのでこれを食べてしまうと買う気になれません。

今年も昨年に続き、異常に暑い夏ですがオクラを食べて乗り切りたいものですね。

まとめ

最後に、私が種とりをするようになったのは、垂直仕立て栽培を始めたことがきっかけです。

それまでは、無農薬・有機栽培が一番安心な栽培法だと思ってやっていたわけですが、無肥料で野菜ができることを知ったわけです。

でも、世の中はそう甘くありませんから、無肥料で作るにはそれ相当の技術と努力が必要なのではないか。

自然栽培がまさにそうですよね。

でも、垂直仕立て栽培は、野菜を垂直に誘引するだけで、こんな簡単な栽培法は他にありません。

今回のインゲンもオクラも、支柱を立てて垂直に誘引しただけでここまで育っているわけです。

そして、どちらも昨年種取りをしたものを使っています。

もちろん、垂直仕立て栽培の本の中でも種取りを推奨していますが、それでなければできないということではありません。

植物が育つには、土地の条件(気象条件・土壌・水など)は重要です。

時間はかかりますが、種取りを続けてその土地に合った種になれば安定した収穫が見込めます。

やってみなければ始まりません。