毎日のお風呂掃除、面倒ではありませんか。

私にはとても面倒です。

お風呂掃除は狭い空間で立ったりしゃがんだり、洗剤を使ってゴシゴシやるのは案外疲れるし、嫌いな人も多いはずです。

私も身長が178cmと、やや大柄なのでお風呂掃除は嫌いな仕事の一つです。

ですが、家族(大人3人)が毎日利用するので、汚れるし掃除をしないわけにはいきません。

ところが、ある日洗剤を使わないで楽に掃除をする方法を発見しました。

結論から言うと、キレイになるだけでなく黒カビも生えなくなります。

お金も節約できますから一石二鳥の大発見と言えるものです。(大袈裟ですが)

洗剤を使わなければ掃除は楽になる

洗剤を使わない掃除なんて考えもつかない人も多いでしょう。

しかし、やってみるとこれが実に楽なんですね。

例えば、年末などの大掃除で窓ガラスの掃除に専用のクリーナーを使ったりしますが、雑巾で水拭きだけなら簡単ですよね。

もちろん、汚れ落ちは洗剤を使った方が良いかも知れません。

しかし、窓なんてすぐに汚れてしまうもの、水拭きで十分ではないですか。

そんな考えから、お風呂掃除も洗剤を使わなければ楽なはず。

やってみてどうだったか。

洗剤を流す作業だけを省いただけなのに、なんかとっても楽なんですね。

それから、洗剤はヌルヌルするので作業がとてもしづらいです。

当然しっかり水で洗い流さないとけませんが、洗剤を使わなければ流す必要もないので掃除は10分もあれば終了します。

しかし、お風呂の場合は洗剤を使わないのでは汚れは落ちませんよね。

そこで思いついたのが「抗菌風呂」です。

翌朝、お風呂掃除をしていてヌルヌルしたり、コーキングが赤くなっているのを見たことはありませんか。

これは石鹸分が残っているのではなく、赤カビと言うものだそうで、酵母菌の一種で繁殖力が非常に強いらしいです。

高い繁殖力に注意!お風呂の赤カビのお掃除方法について解説

(記事からの一部引用)

赤カビは「酸性」の性質をもっており、アルカリ性の洗剤を使用することで効果的に落とすことができます。アルカリ性の洗剤には以下のような種類があります。

重曹
セスキ炭酸ソーダ
アルカリ電解水

※赤の着色は筆者

他にも黒カビがあり、どちらかと言うと黒カビの方が厄介で、一度コーキングに入られてしまうと簡単に除去できません。

なので、その前に対策をしておくことが肝心なわけです。

お風呂を抗菌にしておけば赤カビも黒カビも生えてこないわけですから。

ホタテ貝殻焼成パウダーで抗菌風呂にする

さて、抗菌風呂にするためにはホタテ貝殻焼成パウダーを使います。

これは、ホタテ貝を焼いて粉にしたもので100%天然素材でできています。

強いアルカリ性のため高い抗菌力がありますが、人体には全く無害(有益)の優れものです。

お風呂を沸かす時か、入浴する前にホタテ貝殻焼成パウダーの水溶液30~50mlを入浴前に入れます。

(水溶液の作り方)

水1リットルに、ホタテ貝殻焼成パウダーを入れ良く攪拌します。これをペットボトルなどに詰めて使います。

質問:そんな量で雑菌が繁殖しないのですか?

答え:不思議なことにカビなどの菌類は全くいないようになります。

最初は、風呂に入れるとアルカリ温泉になると言われ使っていました。

確かに冬などでは温まりますし、美肌効果もあります。

でも、ある日気がついたのです。

残り湯が朝になっても濁っておらず、キレイなままであることを。

透明感のあるお風呂の残り湯

大人3人が入ったのに、この奇麗さには驚くばかりで、湯船に入っていなければ飲んでしまうかも知れないと思うほどなのです。

また、床は黒カビの発生がピッタリと止まっていました。

あれほど洗剤を使い、何度落としても防げなかった黒カビが、です。

お風呂の残り湯は雑菌の天国

ここでもう一度、残り湯について確認しておきたいと思います。

最初にお風呂に入る人は別にして、後から入る場合には汗や垢などでかなりお湯が汚れています。

当然ですがそこに雑菌が繁殖します。

その増え方はは凄まじいもので、1時間後には相当な数となります。

肉眼ではもちろん見えませんから、翌朝にヌルヌルしたりすることでようやく分かるわけです。

(参考記事)

実はこんなに汚れている!風呂の雑菌ポイント大掃除術

生活と微生物

このようにお風呂の残りお湯は汚れていますが、ADパウダーの水溶液を入れて入浴するとこれらの雑菌がいなくなります。

想像するに、僅かの量でも繁殖に適さないことを察知して寄り付かなくなるのだろうと思われます。

洗剤を使わないお風呂掃除方法とは

基本的に残り湯を使って掃除をします。

抗菌効果を利用しつつ、水道水の節約にもなりますから一石二鳥です。

掃除方法は以下のようにします。

1)タワシと雑巾を用意する

2)スポンジはすぐにすり減ってしまうので不可

3)残り湯でフィルターと床や壁、入り口のドアをタワシでこすって洗う

4)雑巾を残り湯に浸し、絞ってから拭く

5)浴槽も同様にタワシでこする(垢のようなものが着いたら石鹼を使って落とす)

スポンジはすぐにダメになるので使わない

信じられないほどの清潔感

この方法を始めてから3年くらいにはなるとは思いますが、まず排水口のゴミ受けにカビらしきものが全くありません。

タワシを使っていれば髪の毛も残ることもほとんどありませんが、スポンジを使っていると確実に残ります。

スポンジでは小さな穴の中の汚れが取り切れず、石鹸分や汚れが着いて、そこに髪の毛が引っかかるようです。

排水口のゴミ受け

これは排水口のカバーですが、やはりスポンジなどでは隅々まで洗いにくいために黒カビが発生することが多いです。

どこを見ても黒カビは見当たりません。

洗いにくい形ですが、タワシで軽くこすっているだけです。

排水口の蓋の裏側

以下の2枚の写真は、お湯の吐出し口のフィルターカバーと出口の写真です。

以前なら一ヶ月も洗わないと真っ黒で、追い炊きをすると髪の毛やヘドロが浮いてくることもありましたが、このようなことは一切なくなりました。

出湯管の中は掃除ができないので、専用の洗剤があるくらいですがそのようなものは全く必要なくなりました。

湯船の給湯管の蓋。掃除は一切していない。
給湯管の出口にもカビはない。

なお、使っているタワシですが、すり減るだけで形が崩れてきません。

なので最低でも半年、上手く使えば1年以上大丈夫なようです。

理由は、自然素材(パームヤシ)なので普通は腐ってしまうはずなのに、腐敗菌がいないため腐らないのだと思われます。

半年以上使っているタワシ。磨り減るだけで腐らない。

これは本当にびっくりです。

まとめ

これまではお風呂の掃除をするのに、様々な石鹸やカビ取り剤を使って綺麗にすることしか考えてきませんでした。

清潔な習慣のためには少しくらいの努力をするのが当然だったからです。

そんなわけで、私はもう何年もお風呂の洗剤や道具を買っておらず、かなり節約してしまいました。

一ヶ月に洗剤を500円使っていたとすると一年間に6,000円、少なくとも3年間は買っていないので18,000円も節約できているはずです。

これは馬鹿にならない金額ではないでしょうか。

一方、ホタテ貝殻焼成パウダーの水溶液にかかる費用は、2リットルのペットボトルに2グラムとして20円。

これが一回50mlとすると40日分ですから、365日/40日×20円=182.5円になります。

3年×182.5円=547.5円

この他にもスポンジを使っていると最低でも1ヶ月に1個は使うでしょうし、たまには〇ャバなどという出湯管専用の洗剤も買うでしょうから、それも含めるとさらに大きな金額になります。

なのにタワシは200円くらいで1年使えますから、この差は歴然です。

もちろん洗剤で洗わないと気持ち悪いと思う方もおられると思いますが、一度試してみてください。

浮いたお金で美味しいものが食べられたり、欲しかったものが買えるかも知れません。

あと言い忘れましたが、ホタテ貝殻焼成パウダーはアルカリ性なので石鹸ほどではないですが汚れを落とす能力があります。

お風呂の汚れくらいなら十分かと思います。

※垢のようなものが浴槽に付着した場合は石鹸で落とします。

【美肌効果も】ホタテ水を入れて入浴すると肌トラブルの予防なる

#お風呂掃除 #節約術 #洗剤不要