6月も中旬になりトマトが本格的に出回るようになりました。

しかし、私が栽培している「世界一トマト」はまだまだこれからで、食べられるのは8月にたぶんなるでしょう。

トマトなんて年中食べられるし、特にどうってことないと思うかも知れませんが、やはり旬は夏です。

トマトは高温性の植物で、気温が高くならないと育ちません。

寒い冬に作るとなると暖房しなければなりませんが、「温室育ち」と言う言葉があるように、病気に弱いんです。

そうなるとたくさんの農薬を使って栽培をしなければなりません。

いつでも食べられることは幸せか?

私はそうではないと思うんです。

できるだけ自然に任せてできたものを食べることが大切と私は思います。

味が違いますからね。

3年後の再チェック

さて、以前にもトマトの記事を書いたところ多くの人に読んでいただきました。

少しタイトルが過激だったのですが苦情はありませんでした。(苦笑)

あれから3年ほど経過したので、改めてチェックしました。

結論から言いますと全く同じでした。

生産農家がどのような農薬を使い栽培しているかは消費者には分かりません。

世の中には知らない方が幸せなこともありますが、やはりここは見逃してはいけないと私は思うのです。

確かに残留農薬は微量で心配ないと言うかもしれません。

でも、この写真を見てもそう思いますか。

トマトをホタテ貝殻焼成パウダーで洗った結果

この黄色いものが何でしょうか。

トマトの表面に自然にあるものですか?

農薬は水で落ちないようになっている

日本では野菜は安全とされており、洗剤は使わず水で洗う人がほとんどのはずです。

でも、それだけで農薬は落とせるのでしょうか。

正解は、落とせないんですと言うよりも、落ちないようになっているのです。

理由は、農薬が雨や潅水で落ちてしまったら効果がないわけです。

これが問題です。

それでは、いつも通りホタテ貝殻焼成パウダーで洗ってみましょう。

今回のトマトは、市内にある農産物直売所で購入したものです。

ホタテ貝殻焼成パウダーを水に溶いた状態

最初は、ホタテ貝の粉末なので白い状態です。

若干、油っぽいものが少し浮くことがありますが、しばらく経つと透明になっていきます。

ここにトマトを投入します。

投入直後から黄色いものがすぐに出てきます。

投入直後

5分ほど経過したものが次の写真です。

かなり黄色が濃くなってきました。

5分経過

更に5分後。

これ以上はあまり変わらないようです。

10分経過

要するに5分も浸しておけば概ね落ちていることになります。

ただし、これは農薬ではありません。

こんなに濃いものが残留農薬であったなら大変なことです。

以前の記事でも書きましたが、これは間違いなく展着剤であろうと思います。

役目は農薬が水で流れないようにするための糊です。

そのため毒性は無いはずなのですが、一応化学物質なわけです。

だから、これを専用の洗剤で落としてから食べましょうって言っているわけです。

微量の農薬が残っている可能性も無いわけではありませんからね

洗うならホタテの粉で

ホタテ貝殻焼成パウダーは、1リットルの水で洗うなら1回当たりは、物にもよりますが10円もかかりません。

家計の負担にはなりませんし、他の用途にも使えるので1袋あるととても重宝します。

トマトの名誉のために

最後に、今回のトマトですが非常に美味しかったです。

自分で野菜を作っているので味には非常にうるさいですが、このトマトはこれまで食べた中ではトップクラスでした。

次回も必ず買います。

まだ6月中旬。

この時期に美味しいトマトが食べられるのは、作り手に敬意を表しなければなりません。

ならば、安心して食べるようにするのは消費者の務めではないでしょうか。

【ヤバイ!】トマトは洗わずに食べてはいけない