所用で大田原市内を歩いていたら、太陽光発電と太陽熱温水器を一緒にやられているお宅を見つけました。
太陽光発電は特に珍しくはありませんが、分離分割型のパネルを5枚(真空管100本)を並べているのは見たことがありません。
これから家を建てる、リフォームするなら是非とも参考にされると良いと思います。
温水と電気を自前で作る
今や日本中、どこに行っても太陽光パネルが屋根に載っているのは珍しくありません。
太陽光発電は、福島原発事故によって自然エネルギーへの転換で補助金も出たこともあり爆発的に増えました。
たしかに、電気を賄った上に売電もできて収入になるのなら悪くはありませんが、それでオール電化なんてやっていたら、お湯を沸かすのにかなりの電気を使ってしまいます。
つまり、売電にも影響が大きいのになぜかそうなっています。
たくさん発電して稼ぎたいのなら、自分で使うお湯の量を計算して太陽熱をやるべきです。
このお宅は、ご商売(理美容室)で電気もお湯もたくさん使うので、太陽光パネルと太陽熱温水器を設置していますから実に賢いと思います。
こうしておけば、初期投資はかかっても経営上極めて楽になることは間違いありません。
だって、ガス代や電気代が数分の一なってしまうんですよ。
このお宅は初期投資なんてすぐに回収してしまうはずです。
管理を考えた設計
さて、さらに感心したのは家の形です。
2階建てですが、陸屋根となっています。
当然、設置だけでなく管理も容易であるようにしているのでしょう。
これはいつも言っていることですが、水を使う設備は必ずメンテナンスができるようにしておかないといけません。
私の場合、総二階の屋根に太陽熱温水器の設置依頼されたケースが何件かありましたが全てお断りをしています。
もちろん設置作業は足場があればできますが、無い場合にはその費用を請求するのはとても心苦しいものです。
ましてや、メンテナンスでそんなことはできません。
どんな設備でも故障することは避けられないとすれば、いつでもメンテナンスができるようにしておくべきなのです。
ここで思い出しましたが、真岡市のケースでは今回のような陸屋根ではありませんが、屋内から屋根に上れるような仕様にしていただきました。
そのお宅も理容業でしたが、手先の器用な人は賢いのでしょうか。
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