東京五輪が始まる前からコロナの感染者数が増えだしていましたが、不安的中、7月26日から爆発的に増えだしました。
前日の倍になると言うのは、まさに感染爆発といってもいいんじゃないでしょうか。
その意味で、残念ですが私たちは歴史的な時間の中にいるのだと思います。
しかし、このような深刻な状況にあっても五輪関係者や政府、東京都などでは他人事のようです。
異常な感染者数の増加
7月27日発表の東京の感染者数は、前日よりも1419人も増えて2884人でした。
これを異常と言わずして何としますか。
私は恐怖を感じます。
もちろん、これは東京都だけに限りません。
大阪でも大幅に増えていますし、私の住む栃木県でも108人(前日53人)で前日の倍になっています。
PCR検査数が異常に少ない
これは誰もが思っていることだと思いますが、感染を確認するためのPCR検査の数が異常に少ないのが日本です。
諸外国に較べ1桁は少ないのではないでしょうか。
PCR検査については当初から、「検査をすると患者が増えて医療崩壊する」なとのトンデモ論が幅を利かせていました。
病気になったら検査をして、早期発見、早期治療が望ましいことは誰にでも分かることです。ましてや新たな疫病であるなら、より慎重に対処するのが常道と言うものです。
ところがこの国では、新型コロナではこのトンデモ論に乗っかり未だに十分な検査を行っていません。
一番分かりやすいの東京都の検査数です。
一体この検査数の少なさはどういうことなのか理解に苦しみます。
意図的に検査数を制限して感染者を少なくしているようにしか見えません。
そして、休日に検査数が大幅に減るのも理解不能。
当然ですが、コロナウイルスに休日などはありません。
もちろん担当者も休みが必要ですが、常時検査が十分にできる体制を整えるのが行政の役割です。
これでは全く仕事ができていないと言わざるを得ません。
東京五輪のために国民を犠牲にする
いや、これは意図的でしょう。
なぜやらないかと言えば、新型コロナが蔓延している状況ではオリンピックなど開催できない。
結論が先にあるからこのような状況になっているわけです。
もはや「人殺し政治」と言っても過言ではないでしょう。
この感染予想のグラフは、国が三菱総研に委託したものですが、ネットではなぜ三菱総研なのかと言われていたものです。
理由は、専門家でない機関がやっているからです。
もうお分かりですね。
専門家に委託すると国に都合の悪いデータしか出てこないからです。
さらに自粛は辛い
結局、オリンピックは大方の予想通り感染爆発の起爆剤になりました。
当然ですが、この責任は菅総理にあります。
未だに中止など全く考えていないと言っていますが、果たしていつまでそんな強気でいられるか。
不幸にもオリンピック選手から死者が出たら?
関係者の多くがコロナ感染したら?
オリンピック村もダイアモンドプリンセス号のようになるかもしれません。
私は東京人のように出歩いたりせず、辛いですがひたすら自粛してコロナが収まるのを待ちます。