梅雨から夏の盛りは、草が盛大に伸びる季節ですが、大変なのは草刈りです。

家庭菜園をやっているので畑を管理するのは当然ですが、法面となると自分の土地でもないし、何も生み出さないので力が入りません。

しかも、足場が悪いので草刈り作業もしづらいわけで、除草剤を多くの方が使いたくなる気持ちは分からないではありません。

ただ除草剤を撒いてしまうと、草が枯れて見苦しいだけでなく、表面の土が雨で流れてしまい石ころだらけになります。

草がなくなると土手は崩れやすくなりますから、安易に除草剤を撒くことは私はしません。

癌にもなりたくないですからね。

ただ、斜面の草刈りが大変なのは事実なので、他の方法で安全かつ実効のあるものをこれまで考えてきたわけです。

そんな中、一昨年に鶴首カボチャを作ったところあまりの繁殖力の強さに、これならグランドカバーに使えるのではと閃きました。

昨年がかなりうまく行ったので、今年はさらに本数を増やしてみました。

鶴首カボチャでグランドカバー

鶴首カボチャは在来種なので、一度買えばあとは自家採種できるので改めて買う必要はありません。

直まきと苗の両方をやってみましたが、圧倒的に直播が元気が良いです。

ただ、それも初期だけで今となっては見分けがつきません。

本数は昨年の2本から4本にしていますので、現状ではかなり密な状態になっています。

※この法面は前の家に隣接する部分なので私が管理することはないのですが、そうは言ってもお隣さんがやるわけもないのでボランティア精神でやってます。

ただ面積がけっこうあるので、これまでは管理しきれずに、夏場以降はジャングルのような状態になっていたのです。

そうなると小動物の住処となり、ハクビシンがうろうろするようになり、これはまずいと思い真剣に管理をしています。

今年は昨年よりもかなり面積を増やしましたが、今のところ特に負担は感じません。

大きな草の成長点を刈ることと、鶴首カボチャの蔓を誘引するだけですから。

花がようやく咲き始めたのでホッとしています。

あまりたくさん実を着けなくてもいいのですが、来年用の種が採れないと困りますので。

こまめの草刈りのすすめ

さて、最近はあまりにも暑いので、朝の5時過ぎに起きて作業をするようにしています。

草刈りは、小さな草刈り鎌で10分くらい行いますが、これも成長点を少し刈るだけなので楽なものです。

土手下に植えたキュウリ。

キュウリは数か所で作っていますが、この場所が一番収穫があります。

いくら垂直仕立て栽培といえども、場所の違いは大きいようです。

また、キュウリの北側にサトイモの小さな玉(親芋)を植えたら、びっくりするほど大きくなっています。

これもサトイモには場所が良かったのでしょうね。

いずれにせよ、法面をきれいに管理するには、こまめに草刈りをやることが一番。

結果的に、僅かなスペースでも野菜が作れるようになっていますから、たかが草刈りではないのです。

まとめ

グランドカバープランツで法面を覆うだけなら、他にもいくつか候補があります。

でも、収穫もと考えると鶴首カボチャが一番良いのではないでしょうか。

このカボチャは、私はあまり美味しく感じませんが、面白い形をしているし乾燥させてオブジェにするのも良いかも知れません。

いずれにしても、美味しい食べ方(利用法)が見つけていきたいと思います。