電気代7万円が少し前に話題になりましたが、今回は10万円超です。
「#電気代高すぎ」の投稿多数!調べてみると…月に10万円超の請求に悲鳴をあげる人が続々「衝撃的な金額でした」電気代高騰に驚愕
まずは、どんな内容か見てみましょう。
電気代高騰に、驚きの声をあげる人が続出。「#電気代が高すぎ」の現実を調査しました。
冷たい雨が降った、16日の東京。未明から気温が下がって日中は6℃台となり、真冬の寒さとなりました。東京は17日以降、朝晩の冷え込みが強まる見込みです。暖房を使う機会が増えそうですが、気になるのは高騰する電気代。SNS上にはいま、「#電気代高すぎ」というハッシュタグ付きの投稿が数多くみられます。
まずは群馬県でオール電化の一戸建てに暮らす5人家族のケースを見ていきます。
契約先は東京電力で、去年1月の電気代の請求額は約3万8700円でしたが、今月の請求額は5万2000円以上に。節電のため電気使用量を3割ほど減らしたにも関わらず、大幅アップしました。
群馬県在住(5人家族)「電気量を調べたら去年よりも使ってなかったんですよね。電気代が本当に上がったんだなって実感しました。ちょっとびっくり」
この家ではエアコンなどの暖房費を節約するため急きょ“ありもの”で、こたつを作製。ホットカーペットの上にキャンプ用のテーブルをおいて、その上に寝袋を広げています。
家で飼っている犬については…。
群馬県在住(5人家族)「(犬に)服を常に着せて湯たんぽを使って対策しています」
寒い地域で使用量が増す「冬の電気」。青森県の一戸建てで暮らす3人家族の今月の請求額は16万円に迫ります。そのうち6万円以上を、輸入燃料の価格高騰が反映される「燃料費調整額」が占めます。
同様に東北電力と契約する山形県の一家。オール電化の一戸建てに暮らす3人家族の今月の電気代請求額は…
山形県在住(3人家族)「10万1822円です。もう最初は、家族が一緒にいたんですけど『えー』って叫んで。衝撃的な金額でした」
去年の1月の請求額は5万円台だったので、2倍近くに高騰したことになります。すでに可能な節電はしているということで、今後は生活防衛のため電気代以外を削るしかないといいます。
山形県在住(3人家族)「食費とかはもちろん抑えなきゃいけないし、困ってます」
オール電化が命取り?
いずれ、このような事態が来るのではと思っていましたが、現実になってみるとやはり悲惨ですね。
>去年1月の電気代の請求額は約3万8700円でしたが、今月の請求額は5万2000円以上に。節電のため電気使用量を3割ほど減らしたにも関わらず、大幅アップしました。
>青森県の一戸建てで暮らす3人家族の今月の請求額は16万円に迫ります。
>山形県在住(3人家族)「10万1822円です。もう最初は、家族が一緒にいたんですけど『えー』って叫んで。衝撃的な金額でした」
いずれもオール電化住宅のようですね。
いつでもお風呂に入れる。
ガスなど、調理に火を使わないから安全。
高齢者にも安心。
しかも深夜電力で安い。
こんな触れ込みで普及させたんではなかったですかね。
もちろん私は最初から反対でしたよ。
だってIHなどの電化機器が高いし、エコキュートにしても常時沸かしているわけで、それで電気代が安いなんておかしいと思っていました。
でも、皆さん大絶賛してました。
そして東日本大震災が起きて、石油ストーブの有難みが身に沁みたのが12年前です。
地震が起きたのは3月11日で、まだまだ寒かった時期でした。
電気が来ない、あの辛さを数年も経たないうちに皆さんは忘れてしまいました。
今では、新築住宅のほとんどがオール電化ではないでしょうか。
懲りないですね。
しかし、今回は災害ではなく、物価高騰ですからたちが悪いと思います。
災害なら数か月も経てば平常に戻りますが、不況にコロナ、そしてウクライナ戦争とそう簡単にいかないでしょう。
お金を稼げるうちに対策を!
常々思っていることですが、何かをきっかけに物価は上がり、なかなか下がりません。
それはなぜかと言うと、全ては金儲けの手段にされているからです。
なので、もう燃料価格が大幅に下がることはないと思います。
今の自民党政府ではあり得ないし、むしろ税金が高くなるようですから益々苦しくなることは目に見えています。
ではどうするか。
1)オール電化を止める
そう簡単ではないですが、やるべきです。
そもそも、一番電気を喰うのはお湯を沸かすこと。
これまでは深夜電力が格安だったため請求が来なかっただけです。
原発が稼働していない以上、電力会社も背に腹は代えられないので値上げはしなければなりません。
であれば、エコキュートを切って、当面は石油ボイラーにしましょう。
給油が面倒ですが、必要な時に沸かせば無駄がありません。
確かに、エコキュートはいつでもお湯が沸いているので便利ですが、使わない時には放熱する分を加熱しますから非常に不経済。
便利にはお金がかかるのは、いつの時代でも同じこと。
お金を払いたくなければ、自ら手間をかける必要があります。
住んでいる地域によっても違いますが、太陽熱や地中熱を使うことを検討すべきです。
これらの方法は、お金がある程度必要ですから、稼ぎがあるうちにやっておきたいものです。
2)エアコン暖房を止め、石油ファンヒーターにする
次にエアコンです。
冷房はあまり電気を喰いませんが、暖房はとんでもなく喰います。
しかも暖かくありません。
やはり、現状では石油ファンヒーターが、暖かくて一番省エネではないでしょうか。
私も昨年買いましたが、石油ストーブの出番はほとんどなくなりました。
石油ストーブは、災害など停電したときには必要ですから飾っておきましょう。
強烈な寒波が来たときは、もちろん使えますしね。
段違いに暖かいです。
3)照明はLED
使用時間の短い電球は問題ないですが、大きな照明はLEDにしておきましょう。
LEDは少し高いですが、計算すると電気代ですぐ元が取れます。
LEDスタンドなどを使えば、部屋中明るくしなくても、快適に暮らせますよ。
4)冷蔵庫は最新型に
冷蔵庫は10年くらいで取り換えた方が良いかもしれません。
家庭で一番電気を喰うのは冷蔵庫で、24時間動いているのですから当然と言えば当然ですね。
我が家のも10年以上経ちますが、製氷機はとっくに壊れているのでそろそろ替え時となってしまいました。
大型家電は大きな出費ですから、買い替え時期を考えておかないといけませんね。
5)TVは極力見ない
TVはバカ製造機ですから、できるだけ見ないようにしましょうと、良く言われます。
まぁ、そうでしょう。
しかし、家族の要請で3年程前に有機ELの55型を買いましたが、待機電力が凄いので節電タップを使ってこまめに切っています。
待機電力を計算してみましょう。
23W×24時間×30日=16,560W/1000=16.56KW
16.56KW×37円/KWH=612.72円/月
年間にすると、7,352円ですから、ちょっと凄いと思いませんか。
待機電力、恐るべし!
6)IH調理器を捨てる
電気で調理するのが理想ですか?
でも、それって安全ですか?
こんなもの、電磁波を考えたら使えないでしょう。
料理を作るならガスが一番です。
火力が強いから炒め物も美味しいし、最近のガスコンロは安全装置が付いているのでうっかりミスも防いでくれます。
しかも、桁違いに安いです。
まとめ
あまりにも急激な電気代の値上がりですが、それ以上に政府の無為無策は目に余ります。
わざと国民を苦しめて、原発の再稼働を目論んでいるとしか思えません。
原発が動けば電気代が安くなる?
そんなことはあり得ませんから、騙されないようにしたいものです。
そもそも核燃料も輸入ですから、いつ値上げされてもおかしくないし、ウランも有限です。
老朽原発を使い続けて事故が起きたらどうするのか。
その答えはありません。
電気は便利で、素晴らしいエネルギーです。
しかし、それだけに頼ることは、何かあったときにはにっちもさっちも行かないことは明らかです。
エネルギーは分散が基本。
そして、できるだけ太陽熱をはじめとする自然エネルギーを取り入れて生活しましょう。