家庭菜園では、一般的に野菜の苗(ナスやトマト・キュウリなど)はホームセンターなどで買うことが多いと思います。
しかし、それではあまりうまく行かないことも多いのではないでしょうか。
私の場合、これまで種から苗を作るとなると管理が大変なので、つい買ってしまうことも多かったです。
あまり本数がいらないので、さほどお金がかからないことも理由でした。
でも、よく考えてみればお金を結構使ってしまっているわけで、買った苗が全部うまく行くとも限りませんから、もしかすると野菜を買った方が安上がりだった可能性もあります。
そんなわけで、最近はできるだけ種から苗を仕立てるようにしました。
種から苗を仕立てる理由
種から上手に苗を仕立てられたら?
色々な種を試せるし、家庭菜園もきっと充実するに違いありません。
私が目標としているのは、
1 安価においしい野菜を作りたい
2 栽培技術を向上させたい
3 様々な品種を栽培したい
理由はだいたいこんなものです。
安価に済ませたいというのは、家庭菜園であっても道楽ではありませんし、家計をいくらかでも助けなければ意味がないと思っています。
計算はしていませんが、多分、私の家庭菜園はかなりの赤字でした。
キュウリやナスなどが、たとえ上手くできたとしても最盛期であり、農産物直売所に行けば5本で100円など珍しくもありません。
それでも上手くできればうれしかったですが・・・
そうなると、自分で作る意味などあまりないわけですが、野菜作りは面白いし、無農薬だから安全という側面もありますよね。
極少量の種が買える
なので、苗を買って栽培していたのではいつになっても栽培技術が身に付きませんから、種を買って苗を仕立てることから再出発しました。
私の場合、種のほとんどは野口の種で購入していますが、1袋全部を1年では使いきれず余らしてしまうことが多いのです。
家庭菜園ですから、栽培面積が狭いのでどうしてもそうなってしまいます。
もちろん、余ったら翌年も使えばよいことは分かってはいますが、保存が悪かったりすると発芽しないこともあり得ます。
この世界一トマトの寿命は、4年以上となっているので3年目の今年も問題なく発芽しました。
ただ、このようなものばかりではなく、種子寿命が2年くらいのものはちょっと不安です。
これを解決するには種取りをして、毎年更新するのが一番ですが、素人では難しいものもあるわけです。
そんなことを考えていたら、極少量で分けてくれるところを見つけました。
せっかくなのでいくつかの品種を購入しましたが、今回はトマトは中玉とミニの2種類をご紹介します。
こくあじ中玉トマト
3粒で100円。
オレンジミニトマト
2粒で100円。
単純計算すると、一粒当たりの単価が結構高くなりますが、少しだけ試したい場合にはとても助かります。
ま、10粒入りでも良かったのですが、それでは普通に買う値段と変わりありません。
でも、念のため2袋づつ購入しましたがそれでも200円。
余計にはいらないのですから、これで良いと私は思います。
発芽の結果
左から、世界一トマト・加賀節成きゅうり・埼玉早生ピーマン・こくあじトマト・オレンジミニトマトです。
この中で、加賀節成きゅうり・こくあじトマト・オレンジミニトマトが(株)信州山峡採取場で購入したものです。
※キュウリが水不足で少し萎れています
発芽率は
こくあじ中玉トマト 発芽率 1/3 33.3%
オレンジミニトマト 発芽率 3/3 100%
こくあじ中玉トマトは、発芽したのは3粒のうち1粒でしたが、オレンジミニは3粒とも発芽しました。
私の技術が悪かったのかも知れませんが、それぞれもう一袋あるので再挑戦しました。
まとめ
どのような仕事でも同じですが、技術とか知識はタダではありません。
野菜苗を買うことは、種や肥料、それから技術料・労賃・利益などが含まれているわけです。
自分で種を仕立てる場合には、種以外は必要ないので安くなるのは当然ですが、失敗するリスクは負わなければなりません。
でも、野菜作りで面白いのは、やはり種まきだと思うんですね。
うまく行ってもいかなくても、楽しみには変わりありません。
垂直仕立て栽培なら誰にでも簡単にできますし、種からやるのが間違いなさそうです。