野菜の種まきは、家庭菜園を長年やっていてもやはり難しい作業です。

うまく揃うこともあれば、まったく出ないなんてこともよくあります。

今年も白菜を9月に入ってすぐに蒔き、最初はうまく発芽したのですが、途中で何株か虫にやられてしまったので蒔きなおしました。

ところが、ここからがいけません。

一向に発芽しないのです。

今時期なら2~3日で発芽するはずですが・・・

今年は異常な暑さのため、寒冷紗を被せていたのですがそれでも発芽しません。

2回ほど蒔きなおし、やっと芽が出てきたのですが、基本的なことが良く理解できていないように思いました。

どうしたものかと思っていたら、偶然にもYouTubeでこんな裏技を見つけました。

白菜の発芽ががほぼ100%

やり方は実に簡単な方法なのですが、まずは動画をご覧ください。

【裏ワザ】白菜の種の発芽率がほぼ100%!?驚きの種まき発芽法を大公開!

要するに、種を蒔いてすぐに土を被せず、一日おいてわずかに種の殻が割れてきたら覆土するという方法です。

これは、好光性種子の場合に効果が高いようです。

好光性種子としては、シュンギクやニンジンが良く知られています。

しかし、種の袋には好光性種子と書いてあるわけではなく、ほとんどは「薄く土を被せる」程度の記述なっています。

それをきちんと守れば、おおよそは発芽するのわけですが、今回のように出たりでなかったりと確実とまではいきません。

と言うことで、好光性種子を改めて確認しておきたいと思います。

知らなきゃ損!好光性種子・嫌光性種子とは【花・野菜の一覧あり】

以下は、上記のサイトからの抜粋です。

ちなみに、嫌光性種子及び光が発芽に影響しない種子は以下の通りです。

動画の中では、種の小さいものに好光性種子が多く、大きいものは嫌光性種子が多いと言っています。

全部覚えるのは大変ですから、とりあえず好光性種子を覚えておけば大丈夫でしょう。

検証

さて、白菜の直播を早速やってみました。

しかし、やり方がまずいのか6日経っても発芽しませんし、種がどこかに消えてしまいました。

もしかすると、虫などがいたずらをしたのかも知れないので、今度はコマツナをプランターで試しました。

播種(9/21)から1日経過後、少し種が割れてきたので覆土し、さらに一晩経過(9/23朝)したのが下の写真です。

※初日だけ防虫ネットを被せました。

右下辺りに、少し芽が出てきている様子が分かります。

小松菜はこのやり方で問題ないようです。

事前に土を湿らせておくとか、ちょっとしたコツを覚えればうまく行くようです。

ですが、白菜の直播がなぜ発芽しないのかはまだ分かりませんので、再再度蒔いてみることにします。

そして、これはチンゲンサイです。

昨日の夕方蒔いたのでまだ変化は見えませんが、明日の朝には種が割れて芽を出すのではないでしょうか。

ところで、嫌光性種子の場合はこのやり方は使えないのでしょうか。

せっかくなので、ネギで試してみることにしました。

写真は、ダイソーの「とろとろねぎ」です。

プランターの中央に筋蒔きしました。

一晩経過したところですが、今のところ何の変化もありません。

なお、念のため寒冷紗を掛けて光を遮りました。

※培養土を少し湿らし、手で押さえたのちに種を落としています。

結果的に、芽が出なければ覆土します。

(2023.9.25追記)

朝に確認したら、小さな芽を確認しました。

やはり、このやり方で行けそうですね。

そのため、培養土を薄く上にかけましたが、どのような結果になるか楽しみです。

まとめ

種まきに拘るようになったのは、やはり垂直仕立て栽培を始めてからです。

とにかく、直播がうまくできれば育苗も楽になります。

ですが、やはり種まきは難しい。

特に今年は9月になっても真夏の暑さが続き、こんなに暑いのに種を蒔いても大丈夫なのかと迷いました。

ただ、何事も経験、失敗に学ぶことも多いです。

頭の中でいくら考えていても、前には進みません。

失敗を重ねて、少しずつ上手くなるのでしょう。