2025大阪万博の開催がピンチなようです。

なぜピンチなのかと言うと、最近までは海外パピリオンの建設申し込みが少なく、また2024問題(働き方改革)で工事が間に合わないと騒いでいました。

そこに事業費が倍近くなるということが発表され、もはや実施は無理なのではないかと噂されているわけです。

しかし、そこは利権があるので中止などの判断はできませんから、あの手この手で実施に向けた動きが加速するでしょう。

空飛ぶ車はどうなった?

大阪の吉村知事がPRしていた空飛ぶ車はどうなっているのでしょう。

大阪万博の目玉だったはずなのに、一向にお披露目がありませんね。

バックトゥ・ザ・フューチャーに出てくるデロリアンのようなものなら、乗ってみたいかも知れません。

でも、これはどうみてもヘリコプターにしか見えませんよね。

タイプは4機種あるそうですが、いずれにしてもドローンのようなものです。

これでも安全で快適な乗り物なら、お金を出しても乗ってみたいかも知れません。

以下はFLASHの記事。

「未来も過去も食いつぶす」大阪万博「空飛ぶクルマ間に合わず」「過去の基金取り崩し」に「もうやめようや」

吉村洋文大阪府知事が描いた未来は、やってきそうもない。

【写真】吉村洋文知事「韓流高校制服」コスプレで大阪万博PR

 日本国際博覧会協会は、万博で空飛ぶクルマを運航する事業者として4グループを発表しているが、そのうち2つは量産に必要な安全認証取得が遅れ、うちひとつは商用運航を断念。調達できる機体数は、4者とも最大、数機の見込みという。

「8月6日、関西コレクションにコスプレ姿でサプライズ登場した吉村知事は、公式キャラクターのミャクミャクとともに万博をアピール。

『いまはないんですけど、万博のときには空飛ぶ車といって、大阪のベイエリアを、普通の人が自転車に乗るみたいに、空飛ぶ車に乗ってぐるぐる回っているのを、万博でやります。だからぜひ、若い世代の人も空飛ぶ車に乗ってもらいたい』

 と語り、『未来社会をつくるのが万博なんです』とアピールしていました」(政治担当記者)

 10月13日で、万博開幕まで1年半。早くも「目玉」が実現しないことがわかったことに、SNSではあきれる声が上がっている。

《あれ?万博開催時は空の上を飛び回るんじゃなかったの?たしか吉村がそんな事言ってたよね?また嘘ついたんか?》

《風呂敷を広げる事にばかり熱心で、肝心な「現実」を見て見ぬふりで「自分ではない誰かが責任とるだろう」ってやる、よくあるパターンだよなぁ、これ》

《目玉無い万博 下手すればパビリオンも無いw オリンピック以上に大失敗確実ww 恥の大阪府》

《なんかもう、グダグダ過ぎて呆れるわ コレ目玉とか言うてなかった? もうやめようや》

 万博をめぐっては、会場整備費が現状の1850億円から2300億円規模に膨らむ見通しだ。会場建設費は、大阪府・市、経済界、政府で3分の1ずつ負担することになっており、増額すれば、それぞれ負担額は150億円ずつ増える。

 10月11日、吉村知事は財源確保策として、1970年大阪万博の収益で設立した基金の取り崩しを検討する意向を明らかにした。府庁で記者団に「全否定はしない」と述べた。基金は「関西・大阪21世紀協会」が運用し、残高は現在約190億円。毎年約3億円の運用益があり、国際文化交流事業などへの助成金に充てている。

 吉村知事が万博基金の取り崩しを検討する意向を明らかにしたことにも、SNSでは批判的な声が多く上がっている。

《未来を食い潰すだけでは飽き足らず過去も食い潰す無能》

《2025大阪万博のために、教育・学術・国際交流の為の万博基金切り崩すのやめてください》

《コレ駄目だろう、万博基金は維新の会のお小遣いじゃ無いぞ、いい加減に中止に舵を切るべき》

 空飛ぶクルマも間に合わないのに、基金を取り崩す。それでも「未来社会をつくる万博」を吉村知事は訴えるのだろうか。

ぼろくそに書かれていますね。

やっていることはあまりに酷いので、こう書かれても仕方がないでしょう。

チケット代が高すぎる

目玉のないイベントなんて行く気にもなりませんが、チケット代も高すぎませんか。

開催費用は、大阪府・市だけでなく国と経済界が1/3づつ負担しています。

つまり、税金が2/3なにのに会期中の一日券が7,500円もします。

家族(大人2、子供2)で行くとすると18,600円もかかってしまい、これではおいそれと行くわけにはいきません。

公費が2/3なわけですから、せいぜい半額以下の3,000円程度(大人)にすべきではないでしょうか。

1970大阪万博には到底及ばない

実は、私は1970年の万博は高校の修学旅行で行っています。

注:写真は大阪万博記念公園のサイトから

凄い人で、人気のアメリカやカナダのパピリオンは長蛇の列で見ることはできませんでした。

夢よもう一度!

と言うことなのでしょうが、二匹目のドジョウはそう簡単につかまりません。

たぶん、このままいくと1970年の大阪万博と比較してかなりお粗末なものとなってしまう恐れがあります。

いや、開催できるかも分かりません。

英断ですが、早めの撤退が良さそうです。

追記 2023.11.6

さて、誰が火中の栗を拾うのでしょうか。

中止なら、普通は最低でも吉村府知事が辞職となるでしょうが、そうはならないのが維新とか自民党。

でも、強行しても悲惨な結末は見えていますから、責任問題は回避できそうもありません。