ゴールデンウイークも過ぎ、もうすぐ6月になるのに石油ファンヒーターがリビングに鎮座しています。
もしかして寒い日があるのではないか?
そんなことはほとんどないのですが、片付けるのは面倒なのでついつい今頃まで置いてしまうわけです。
しかし、こう暑くなってくるともう待ったなし。
残った灯油を抜いて保管
使っている石油ファンヒーターは小型なので、さほど大きなタンクは使っていませんが、最大で5リットル入ります。
4月の初めに給油してほとんど使っていないので、ほぼ満タンの状態でした。
カートリッジタンクを外すと、底に灯油が残っているのが分かります。
このまま保管しても問題は無さそうですが、半年後に使い始める時に不完全燃焼することもあるので、できれば抜いておきたいもの。
取扱説明書にも、長期間使わない時は必ず抜くように書いてあるはずです。
専用の油抜きポンプがないので、スポイト(10ml×2本)を2本使います。
1本でも構わないのですが、作業時間が2倍以上かかりますので昨年からこうしています。
石油ファンヒーターや石油ストーブは、カートリッジタンクが空でも、本体の底にはたぶん1リットル前後の灯油が残っています。
これを10mlのスポイト1本で抜くとなると、単純計算で100回やらなければなりません。
正直、いつになったら終わるのか嫌になるほどです。
でも、スポイトを2本を使ってやれば計算上は同じですが、吸い上げる時間がほぼ無くなるので大幅に作業時間の短縮となります。
ある程度吸い上げたらフィルターを外します。
まだまだ残っているのが分かります。
でも、今はやりの二刀流ですから、さほど時間はかかりません。
そこが見えたら完了です。
吸い取った灯油は、石油ボイラーのタンクに入れます。
最後に、しばらく外に置いて臭いが消えるのを待ちます。
まとめ
実際のところ、油を抜かなくてもさほど問題はないかも知れません。
再度使い始めるのは約半年後なので、灯油が劣化することはないようにも思えますが、それはあくまでも保存状態が良い場合です。
石油ストーブなら完全に使い切れば良いのですが、石油ファンヒーターは最後まで燃焼しませんからどうしても抜く必要があります。
ひと手間で次シーズンのトラブル予防に! 石油ファンヒーターのしまい方のポイント
残った灯油を次シーズンに持ち越すことはトラブルの原因に
シーズン中に使い切ることができなかった灯油。ついつい「もったいないから」と次シーズンまでとっておきたくなりがちです。
灯油は持ち越してしまうと酸化して変質していたり、保管状況が悪いと不純物が混入していたりするので、トラブルの原因となって修理や買い替えが必要になるケースも少なくありません。
変質した灯油や不純物の混入した灯油を使うと、石油ファンヒーターにはさまざまな症状が発生します。
- ニオイが強くなる
- 黄色い炎が混ざる
- 火力が上がらない
- 消火しにくい
- 着火しにくい
- 給油サインが点滅する
- 途中消火する(エラー表示:E02、E03、E13※)
この記事では専用のポンプを使っていますが、ホームセンターでは売っていないと思います。
たとえ売っていたとしてもかなり高価なはずで、スポイトならいくらもかかりません。
年に1回しか使いませんので、あまりお金をかけるのは考えものです。
今回、油抜きにかかった時間は15分くらい。
大した時間はかからないので、面倒がらずに油は抜いていた方が無難と思います。