昨日は久しぶりに太陽熱温水器の修理で出張しました。

依頼の内容は、竜巻のような強風が吹き、太陽熱温水器の真空管に物が当たり破損したとのこと。

幸いなことに設置してあるのは圧力型なので、たとえ真空管が割れても水漏れはしませんので慌てる必要はありません。

しかも、残った真空管は正常に機能しますから大騒ぎする必要もありませんし、真空管の破損だけなら水道は止めずに修理できます。

被害状況

さて、現場で確認したところ、報告通り真空管4本が破損していました。

何がぶつかったのかは不明だそうですが、ヒートパイプまで曲がっている物がありますのでかなり強い衝撃だったようです。

4本以外に損傷はなく、被害は少なかったと言えるでしょうが、ぶつかったものが無いのがちょっと気になります。

いたずらでなければ良いのですが・・・

真空管が割れて、ヒートパイプ、アルミフィンが露出しています。

なかなか見られない光景です。

右端の1本が割れています。

真空管交換

交換は簡単です。

割れた真空管を片付けてから、フレーム下の固定部品のリングを固定します。

この太陽熱温水器は設置して5年ほどたちますので、新品に交換しました。

ヒートパイプとアルミフィンを真空管に差し込み、先に真空管の先端を固定リングに通してからヒートパイプの先端をタンクの穴に差し込みます。

なお、あらかじめ先端部に専用の熱伝導材をたっぷり塗っておきます。

最後に固定キャップをねじ込んで完了。

これは1本装着した状態です。

復元できました。

まとめ

水道に直接接続できる圧力型のメリットは、こうしたトラブル時に水が漏れないことです。

これが真空管に水が入るタイプだと、気づかない間にどんどん漏れてしまい大変な水道料金がかかってしまうことがあり得ます。

なので、太陽熱温水器を設置するなら圧力型が良いですよ、と言ってきたわけです。

値段も僅かしか違いませんしね。

ただ、今では超円安のため中国から安く手に入れることができなくなってしまいました。

残念なことです。