我が家にはサンルームがあります。
数少ない自慢の一つだが、もう30年以上も経つので天井のポリカーボネイトの劣化が激しい。
そろそろ交換しなければとならないのだけれど、なかなか予算が・・・
使ってみれば分かりますが、夏でも冬でもサンルームは便利です。
そもそもは洗濯物を干すために作ったものですが、干し柿を吊るしたり、何かと大活躍です。
しかし、何と言っても真空管でのお湯沸かしは最高です。
雨や雪の日でなければほぼ毎日やってますが、いちいち外に出なくていいので本当に楽。
こんなに良いものならば、家を作るときに最初から考えておけば良かったと、いつも思います。
真空管採熱器の耐久性は10年以上
さて、真空管採熱器の耐用年数は何年か?
真空管式の太陽熱温水器を使い始めた時に、そう思いました。
当時は10年は補償すると言われましたが、10年が経過しました。
やはり、全く問題がありませんでした。
真空抜けなどもありません。
ガラス製なので乱暴には扱えませんが、見た目以上に丈夫に出来ています。
採熱能力は、晴れた日なら90℃以上にはなりますし、沸騰することもあります。
曇りの日は60℃くらいですが、かなりの曇天でも30℃くらいにはなります。
当然、お湯を沸かす時間が大幅に短縮され、ガス代が節約できます。
特に、冬の水道水は10℃くらいしかないので、やらない手はありません。
そんなことをやってもたかが知れている、そう思う人も多いかも知れません。
でもね、もう10年近くやってますから、積み重ねは大きいはず。
それと、真空管採熱器の耐久性をみたいこともあってずっとここに置いているわけです。
今のところ全く変化がありません。
メーカーは15年は補償できると言っているので、これはほぼ間違いないだろうと思います。
真空管の採熱能力は凄い
それにしても真空管の採熱能力は凄いと改めて思いますね。
この60cmの真空管は、容量は1リットルですが、実際には0.9リットルまでにしています。
お湯が沸いてくると、お湯が膨張してこぼれてしまうからです。
ただ、それだと2リットルに少し足りないので、小さい真空管を追加するようにしました。
これで、ちょうど2リットルのやかん1個分になるわけです。
久しぶりに温度を測ってみました。
外は寒くても快晴でだったので、午後の1時過ぎには80℃を超えました。
もちろん朝から太陽に向けていればもっと早く沸騰しますが、面倒なので動かしません。
余計なことをして割ったら元も子もないですから。
小さい真空管も82℃を超えています。
なんかね、こうして真空管を見ているととても不思議な感覚になるんです。
熱いのはガラス管の中だけで、表面を触っても冷たい。
これは、真空は熱を通さないからですが、それにしても不思議に思ってしまいます。
しかも外の気温は、たったの6℃しかないのですから。
こんな寒い中で80℃以上のお湯が沸いている不思議。
サンルームを設置したのは30年以上前、名前の通り、冬の暖かい日差しに憧れたわけです。
そして、今では太陽熱温水器で給湯と暖房をやっているのは偶然ではないかも知れませんね。
おかげで、ストーブも焚かずに今日もヌクヌクしています。
ようやく冬至も過ぎたので、これからは徐々に太陽が高くなります。
※画像はウィキペディアから
春が待ち遠しいですね。