秋も深まり、庭の楓も紅葉が鮮やかです。

昨日は天気も良く、絶好の塗装日和となりましたので、太陽熱温水器(圧力型)のタンクに塗装を施しました。

娘夫婦のところにあるものは、2016年の5月に設置したもの。

それから6年以上過ぎ、錆が発生したのは気づいていましたが、きちんと対策をしていませんでした。

錆び始めると早いもので、簡単な錆止めスプレー程度では抑えられません。

気がついたらかなり浸食されていました。

錆びの発生で特徴的なのは、タンクの南側の面の中心付近に錆が集中していること。

タンクの上下部には錆が発生していませんので、これは紫外線と雨がより強く当たる影響であろうと思われます。

対策としては、アルミシートでカバーする案も考えましたが、見栄えの点から塗装することにしました。

たまたま屋根の塗装をしたときの塗料が余っていたので、それを使いました。

真空管に塗料がかかないよう養生シートでカバー。

塗り方は、刷毛塗り一回。

この塗料は錆止め不要で、艶がありますので2度塗りの必要はありません。

もちろん、錆び落としはできるだけやっておくのは鉄則です。

それから、汚れを落としてから塗装しないと剥離しやすくなるので濡れ雑巾で拭きました。

塗装にかかった時間は30分くらい。

下準備ができていたのであっという間でした。

ただ、錆びて穴の開いた部分の補修があまりうまく行かなかったので、今回の出来は70点くらいでしょうか。

とは言え、塗装後は以前のシルバーよりも随分と落ち行いた感じになりました。

養生シートを取ればもう少し見栄えもするはずです。

ONOSI社でも、注文すればステンレス外装にしてくれるのですが、複数台以上の注文が条件。

何度か検討しましたが、ステンレス外装はテカテカしてなんか落ち着かない。

確かに風雨や紫外線には強いですが、個人的にあまり好きではありませんでした。

そのため、今年から販売しているもの(リノリッター社)はステンレス仕様になっていますが、梨地仕上げになっています。

これならテカテカしないし、耐久性も十分です。

次のメンテナンス

今回はタンクを塗装しましたが、かかった費用は塗料や刷毛、養生シートなどで1000円程度でした。

塗料は残りものですから、実際には500円くらいしかかかっていません。

このように考えると、少し手間はかかってしまいますが、わざわざステンレスにする必要などないわけです。

それと、メンテナンスはタンク外装だけではありません。

設置場所にもよりますが、配管の保温材なども定期的に交換が必要です。

時折、屋根に載っている太陽熱温水器からの配管で、保温材に巻くキャンバステープがボロボロになっているものを見かけます。

これでは、途中でかなりお湯の温度が下がってしまっているはずで、非常にもったいないと言えるでしょう。

太陽熱温水器は動くものは無いので、メンテナンスをしっかりやれば20年以上は持つはずです。

しかし、ほったらかしにしていると長持ちはしません。

太陽熱温水器をお買い上げになられた方には、定期的にメンテナンスをよろしくお願いいたします。

仕上がり

翌々日に養生シートを剥がしてみましたが、まずまずの結果ではないでしょうか。

塗料は刷毛でたっぷり塗ってあるので、塗りむらはほとんど気になりません。

少し高級感も出たような気もします。

また、周辺との違和感もなくなり、これはこれで良かったのではないでしょうか。