今日から7月ですが朝から雨が降っています。
こう毎日雨が降ると鬱陶しく気分が悪いだけでなく、洗濯物が乾かなかったり何かと不便なことがあります。
日本の梅雨は、このようにジメジメしているのでものの、冬は逆に乾燥してカサカサの状態になります。
湿度のコントロールには除湿器や加湿器を使えばよいのでしょうが、あまりにも電気器具に頼るのはどうかと思っています。
実は9年前のリフォーム時に、1階部分だけですが「珪藻土の壁」にしてあります。
梅雨時の湿度は明らかに違う
珪藻土は人間が息を吸ったり吐いたりするように、湿気を吸ったり吐きだしたりします。
つまり、梅雨のような湿度の高い時は吸い、冬の乾燥したときには適度に吐き出してくれる優れものなわけです。
そんなうまいことがあるわけがないと思われるかも知れませんが、この写真をご覧ください。
現在も雨がシトシトと降っているのでかなり湿度が高いはずなのですが、60%程度になっています。
大田原市の湿度を見てみますと、6時で92%、9時では97%と非常に高い数値です。
なのに60%って凄いと思いませんか。
この珪藻土を塗るのにお世話になったのは、Tane.netの山本太郎さんです。
れいわ新選組の山本太郎さんとは違いますが、同じくらいの年齢でしょうか。
最近はご無沙汰していますが、ホームページを見る限りは頑張っておられるのでしょう。
私が珪藻土にした理由
さて、なぜ私が珪藻土の壁にしたのかを説明しなければなりません。
リフォーム前は当然ですが壁紙を使っていました。
しかし、湿気でめくれたり、カビが生えたりするので板張りにする予定でした。
でも、設計を依頼した建築士の黒岩哲彦氏から、珪藻土なら湿度の調整ができるのでその方が「健康的な暮らしができる」と勧められました。
確かに加湿器も除湿器もいらないなら快適だし、機器を管理する手間も省けます。
しかも、ワークショップでやろうと言うことになって、そこに来てくれたのが山本太郎さんでした。
結局のところ、一階部分(リビング・台所・洗面台・クローゼット・トイレ)の壁と天井を珪藻土を塗りました。
ただし、天井だけは難しかったのでプロにお願いしました。
驚いたのは職人の仕事の速さです。
スイスイと簡単にやってしまいました。
素人の私たちでは、上を向いて塗るなんてまずできません。
しかも、施工費があまり高くなかったのでとても助かりました。
結果が良かったので、数年後に娘夫婦の家でも珪藻土でリフォームしましたが、これは失敗でした。
施工は地元の左官屋さんだったのですが、仕上がりはキレイでも材料が倍くらいかかりました。
山本さんに聞いたら、慣れていないので2度塗りしたんではないかと言われました。
厚く塗るばかりが良いのではないとのことで、もし珪藻土を塗りたい方はプロに任せた方が結局安上がりかと思います。
まぁ、左官屋さんはプロではありますが、山本さんの言う「珪藻土のプロではない」ということでしょうか。
洗濯物が乾きやすい
我が家ではサンルームがあるので室内に洗濯物を干すことはありませんが、部屋が連続しているので乾きやすいような気がしています。
湿度が90%もあるような日でもそれなりに乾きます。
また、そこに扇風機を使えば更に乾きがよくなります。
昨日も時々小雨の降るどんよりとした日でしたが、問題なく乾きました。
快適な暮らしとは
快適な暮らしとはどのようなことを言うのでしょう。
暑くも寒くもない生活でしょうか。
でも、それでは体がなまってしまうかもしれません。
適度に暑かったり寒かったりする方が良さそうです。
でも、やはり梅雨のようににジメジメしたりすれば除湿器やエアコンの除湿機能を使いたくなるのは人情です。
しかしそれは、あくまで機械で強制的にやるものですから、機械そのもののを清潔に保たねばなりません。
もちろん電気代もかかりますし、使わないときの保管場所も必要となります。
そして、10年も経てば買い替えなければなりません。
珪藻土なら一度塗っておけば、ずっと生涯にわたって何もせず、気持ちよく生活ができるわけです。
あれから9年、除湿器も加湿器も買っていませんからそろそろ元が取れたかも知れませんね。
冗談です。(笑)
(関連記事)