能登の水害が凄いことになっていますが、地震から1年も経っていないのにこんなことが立て続けに起こるとは信じられません。
しかも、この水害は地震からの復旧遅れで更に被害が拡大したとも言われています。
岸田首相の無能を指摘する声もありますが、行政(国・県・市町村)があまり機能していないように見えます。
つまり、このような大災害は起きる前から準備をしていなければどうにもならないと言うことです。
私は、栃木県の農政部職員として長年にわたり災害復旧を担当していました。
地域ごとで多少の差はあるでしょうが、激甚災害は概ね10年の確率で起こるので、どこの県でも常に緊急時の体制を整えています。
栃木県でも、東日本大震災(2011年3月)と那須水害(1998年8月)は全国的に知られている大きな災害でした。
しかし、あれほどの大災害でも、県内だけでなく全国からの応援で速やかに復旧ができたわけです。
今回の能登はそれからすると、なぜこれほど復旧が遅いのか理解に苦しみます。
行って確認したわけではないですが、未だにがれきの処分は終わっておらず、発災当時のままとも言われています。
私が県庁を退職したのは2013年ですが、当時も職員数を減らすことを当局は考えており、このような激甚災害が起きたときの対応はできないと反対していたわけです。
しかし、その後は御承知のとおり正規公務員の数が激減し、非正規ばかりになっているようです。
石川県においても同様でしょうから、いくら総理大臣が「頑張りましょう!」なんて言ったところで人がいないのですから頑張れるわけがないのです。
OBとしては忸怩たる思いですが、どうしようもありません。
為政者がやるべきことは、常にこのような災害が起こることを想定し体制を整えること。
現地に行って「頑張りましょう」は、私は何もしませんと言っているようなもの。
残念ですが、無能と言われても仕方がないと思います。
玉ねぎの種を蒔きました
さて、このところ雨続きでしたが、玉ねぎの種を浸しておいたところ芽が出たのでセルトレイに蒔きました。
これでは蒔いた種が見えないので拡大します。
白く見えるのが種です。
用土は、畑の土にコンポストで作った堆肥を4割くらい混ぜたものを使っています。
白菜も同じようにやって問題は今のところありません。
それから、昨年の種をダメもとで蒔いたら芽が出てきました。
ちょっと分かりにくいですが、間違いなく玉ねぎの芽です。
一度蒔いて芽が出なかったのは、気温が高すぎたのかも知れません。
いずれにしても、来年は大きな玉ねぎができるように頑張らなければ。