このところかなり寒さが厳しくなりました。
今朝も最低気温が-4℃と、今季最低を記録したようです。
太陽が出てもまだ-2℃以下ですから、冬至も過ぎ、いよいよ厳冬期に入ったと言えるのではないでしょうか。
そこで困るのは就寝中に足が冷えること。
部屋はパネルヒーターで暖房をしていますが、電気代が嵩むので室温が10℃以下にならない程度に弱くして使っています。
しかし、外気温が氷点下になってくると、体は寒くなくても足元が冷えてしまいます。
そのため、例年湯たんぽのお世話になっています。
使っているのはプラスチック製のものですが、これが一番使いやすいのではないでしょうか。
※カバーは失くしてしまったので、自作しました。
ところで、湯たんぽを使う効果ってなんでしょう?
もちろん温まるためではありますが、その効果についてはあまり深く考えたことがありませんでした。
なので、少し調べたら意外なことが分かりましたのでシェアしたいと思います。
湯たんぽの効果
湯たんぽなんて温まればいいと思うのは普通ですが、以下の記事を読むとそう単純な話ではありませんでした。
湯たんぽは高棒器具と違い、室内全体を温められるアイテムではありません。
しかし、部分的な保温効果という点では暖房器具よりも勝り、足先やお尻などをピンポイントに保温できるというメリットがあるのです。
それでは、湯たんぽのメリットや効果について、もう少し詳しく見ていきましょう。乾燥肌の原因になりにくい
暖房器具を使用している室内で長時間過ごしていると、唇が渇いたりお肌が乾燥したりしませんか?
実は、暖房器具を使用すると室内の水蒸気が乾燥して、乾燥肌が起こりやすくなるのです。
一方、湯たんぽなら室内の空気を乾燥されることがないため、乾燥肌の原因にもなりません。
また、寝具として電気毛布を使用する場合では、睡眠中に寝具に熱がこもり、体温が少々します。
そして、体温調節目的で汗をかくとそれが原因で乾燥肌が起こりやすくなりますが、湯たんぽなら寝具の中に熱がこもる心配がないため、乾燥肌の原因になることもないのです。室内の空気を汚さない
暖房器具は、種類によっては室内の空気を汚すことがありますが、湯たんぽならその心配はありません。
これもまた、湯たんぽの大きなメリットだといえるでしょう。時間をかけてゆっくり芯まで温められる
湯たんぽは部分的に身体を温められるアイテムで、温度の持続時間が長いことから、じっくりと時間をかけて身体の芯まで温められます。
特に末端冷え性の方は、外気温が低くなるとそれに伴って症状が悪化することがありますが、湯たんぽを上手に活用すれば、辛い末端冷え症の冷たさを軽減できるのです。
ここでは3つの効果を上げていますが、「乾燥肌になりにくい」のはあまり知られていないことかも知れませんね。
効果的な使い方
私の場合、足元が冷えてしまうので、当然湯たんぽを足元に置いています。
しかし、この記事を読むとどうやら間違いのようです。
足を温めるのは間違い!?湯たんぽを効果的に使う方法、素材別の特徴を解説!
その一部を転載しますが、非常に興味深い内容です。
※赤字は筆者
湯たんぽの熱量はカイロの約170倍
しかし、手軽かつ安全に暖が取れるグッズとしては使い捨てカイロもある。湯も必要としないカイロの方が利便性は高そうだが、湯たんぽとは決定的な違いがあるという。
「それは温かさ(熱量)です。例えば、100℃の湯、約2Lで湯たんぽを作ると、湯が35℃程度に冷めるまでに放出される熱エネルギーはカイロの約170倍もあります」
そう教えてくれたのは、湯たんぽを治療にも活用している医師の班目健夫さんだ。
湯たんぽの利点は、その温かさだけではない。設定した温度を保ち続ける暖房器具と違い、自然に湯温が下がるので、就寝時に使っても、熱さで目を覚まし、温度調整をし直す必要がない。眠りが深まるにつれて徐々に温度が下がるため、安眠を妨げないのだ。
湯たんぽで温めるのは足元よりもお腹がおすすめ
さて、そんな湯たんぽだが、一般的な使い方としては、就寝時に布団の中に入れ、足元を温めることが多いのではないだろうか。しかし、体を効率的に温めるという意味では、これは間違いだと、班目さんは言う。
「湯たんぽで足元を温めるのはおすすめしません。古くから、頭部を涼しくし、足元を温める“頭寒足熱”が健康にいいとされてきました。そのため、湯たんぽで足元を温めるといいと思っている人が多いのですが、これは誤解です」(班目さん・以下同)
「頭寒足熱」は、江戸時代の蘭学者が西洋の医学書を誤訳したために広まったとされ、医学的な根拠はないという。
「体を温めるには、足元よりも流れる血液量が多い体幹部、特にお腹を温めた方が効率的です。温められた血液が体の隅々まで流れていくので、手足まで素早く温まります。内臓の血液循環がよくなれば機能も活性化し、不調の改善にも効果的です」
お腹以外なら、筋肉量の多い、太ももやお尻などを温めるのもおすすめだという。筋肉には、熱を蓄える機能もあるので、大きな筋肉を温めると、全身がポカポカした状態が長続きするのだ。
体を温めるのに充分な熱量を保つには、約2Lの湯を入れた湯たんぽがおすすめだと班目さんは言うが、就寝中にそんな重い湯たんぽをお腹などにのせられない。ではどう使ったらいいのか、理想的な方法を教えてもらった。
湯たんぽは入浴前と寝るときに活用する
「湯たんぽはまず、入浴前に使います。体が冷えた状態でお風呂に入ると、充分温まる前にのぼせてしまいます。それを防ぐために、座った状態で湯たんぽを太ももにのせて数分間抱えるようにし、お腹と太ももの筋肉を同時に温めます。あらかじめ全身を温めて体と風呂の湯との温度差を縮めておくと、短時間の入浴でも体の芯まで温まります」
さらに湯たんぽは、就寝前に布団の中の太ももやお尻が当たるところに置いておき、布団に入ったらお腹の上にのせる。2Lは重いので数分で充分だ。お腹が温まったら、太ももの付け根の鼠径部にずらす。この部位は、皮膚の浅いところに動脈が走っているため、温まりやすい。
「鼠径部(そけいぶ)も温まったら、さらに太ももの前面にずらします。たいていは、この頃に眠くなるので、低温やけどをしないよう、湯たんぽを体に直接触れない場所にずらします」
温めたい部分を効率よく温められる湯たんぽは、いつでも使えて体を芯から温められる、すぐれた医療器具だと班目さんは続ける。正しく使って冷え知らずの冬にしよう。
いやはや、これを読むと湯たんぽの使い方がまるでできていなかったようです。
まずはお腹を温めるなんて、全く知りませんでした。
やはり、たかが湯たんぽなどと思わず、しっかりと使い方を知っておいた方が良さそうですね。
あまりの違いにびっくり
早速、この2日ほどこのほうほうをやってみましたが、あまりの違いにびっくりしました。
1 まず、お腹の上に置く
熱いので注意が必要。
2 鼠径部(そけいぶ)を温める
3 鼠径部(そけいぶ)も温まったら、さらに太ももの前面にずらす
4 低温やけどをしないよう、湯たんぽを体に直接触れない場所にずらす
足元には置かなかったのに、朝まで足はポカポカ。
そもため、夜間に一度もトイレに起きることなくグッスリ眠ることができました。
高齢になり、夜間頻尿に悩む日々でしたが、ここ2日はゼロ。
またもとに戻る可能性は否定できませんが、何よりも体全体が温かくなるので体調が良くなるのでしょう。
今回は非常に良いことを知りました。
もしかすると長生きできるかも知れません。(笑)
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