この記事を目にしたときには本当に驚いた。
若者言葉なら、「マジかよ!」だ。
有事に食料不足→価格統制や増産命令、強制力伴う法整備へ 政府検討
有事に輸入が止まるなど国内で食料が不足する事態に備え、農林水産省が農産物の増産を農家や民間事業者に命令できる制度をつくる方向で検討を始めた。来年の改正をめざす「食料・農業・農村基本法」に盛り込んだうえで、強制力を伴う新法を整備する方針だ。
具体的には、花農家にコメやイモをつくるよう命令したり、限られた食料がまんべんなく消費者に届くよう関係する事業者に指示したりできるようにすることを検討する。価格高騰や買い占めを防止するための価格統制や配給制なども視野に入れる。
紛争で海上輸送が止まるような事態のほか、気候変動による世界的な凶作、感染症のパンデミック(世界的大流行)による物流の混乱なども想定。新型コロナウイルス対応のように、有事には首相をトップとする対策本部を設置し、必要な指示・命令ができるようにする案が挙がっている。
朝日新聞デジタル 初見翔2023年5月11日
国は、本気でこんなことができると思っているのだろうか。
だとしたら、もはや狂っているとしか思えない。
仮に隣国と戦争状態になったとしても、食糧が簡単に増産なんてできるわけがないことくらい小学生でも分かります。
戦争がいつ起きるか分かっていれば対応できるかも知れませんが、命令を出したとたんに大騒ぎになることは必至。
現実は、種も肥料も資材も燃料も、ほとんどが外国からの輸入に頼っている現状です。
当然、戦争になったらこれらが入って来なくなる可能性は高くなります。
それでどうやって食糧増産?
いくら法律で強制的に増産しろなどと言っても、できないものはできません。
そんなくだらない法律を検討するより、東大の鈴木宣弘教授を呼んで話を聞いたらどうなのか。
国防、国防と声高に叫ぶなら、現在の自給率がどうなっているかくらい理解しておくのが当然です。
しかし、国会議員のあまりの低レベルに愕然とすると同時に、このままだと間違いなく国は滅びるとマジで思いました。
速やかに政権交代が必要です。
以下、Xでの投稿を貼り付けておきます。