以前から気になっていたというか、そんなのおかしいだろうと思っていたことがまた起きました。
米軍のオスプレイが実際は墜落したのに、政府がアメリカに忖度しているのか不時着水と言っていることです。
なぜそこまで拘るのか。
すでにオスプレイが欠陥であることは広く知られていますが、それを認めたくない。
そんな思惑があるのでしょう。
ANNニュースでも墜落したと報じていますし、目撃証言もあります。
なのに、防衛副大臣は不時着水と言い張っています。
仮に米軍がそう言っているとしても、そんな実態とかけ離れた言葉遊びに付き合う必要があるのでしょうか。
もはやマスコミさえ墜落としか報道してません。
そりゃそうでしょう、これを不時着水なんて表現したら報道機関として失格ですから。
しかし、ここまで醜態を晒すとバカじゃないのかと国民は大笑いしてますよ。
本音を言えない防衛副大臣も辛いですが、そこは政治家でしょう。
言いなりじゃダメなんですよ。
言葉遊びはもうたくさんだ
自民党は言葉を言い換えるのが本当に好きですね。
しかし、もう我々国民はそんなことに付き合っていられません。
しかし、この言葉の言い換えにはうんざりします。
墜落ではなく不時着水
汚染水ではなく処理水
お約束とは異なる新たな判断 募って入るが募集はしてない
パーティではなく勉強会
安倍首相の時も酷かったですが、岸田政権はそれ以上かも知れません。
納税額は増えるが増税ではない
観光旅行ではなく研修
「全滅」→「玉砕」 「撤退」→「転進」
武器輸出→防衛装備移転
霞が関語法なのか知りませんが、人を小ばかにするのはいい加減にしていただきたい。
もうごまかしは通用しない
2016年のオスプレイの事故、この時も不時着水と言っていたわけです。
少なくとも不時着なら、機体がきちんと残っていなければおかしいでしょう。
今回の事故も不時着水と言うのだろうな、と予想はしていましたがその通りだったので逆に驚きました。
いくら何でも、こんな目撃情報が飛び交っているのに、墜落と言わずあえて不時着水とするのは無理筋です。
墜落に訂正
結局、多方面からの批判集中で墜落を認めることになりました。
全く、みっともない話です。
オスプレイ「不時着水」から一転「墜落」に 自民・佐藤正久議員「ごまかしは不信増大」
一夜明け「不時着水」から一転、「墜落」に―。
鹿児島県・屋久島沖で墜落したとみられる米空軍の輸送機CV22オスプレイの事故について、29日に「不時着水」としていた防衛省。自民党議員からも「これは墜落」と批判の声が出ていたが、翌30日になって、米側の修正を受ける形で「墜落」に改めた。(デジタル編集部)
鹿児島県・屋久島沖で見つかった米軍のCV22オスプレイの残骸とみられるもの=11月29日午後(第10管区海上保安本部提供)
第10管区海上保安本部(鹿児島市)が公表した写真を見ると、オスプレイとみられる機体は現状の形をとどめておらず、残骸が海上に浮かんでいた。乗組員8人のうち、これまでに1人の死亡が確認されている。
◆「頑張ってコントロールしていたから」
オスプレイが墜落した29日、緊急会見を開いた宮沢博行防衛副大臣は「米軍からの説明で、最後の最後までパイロットが頑張ってコントロールしていたということで、不時着水としている」と説明。「不時着水」との認識を示していた。
佐藤正久議員は、宮沢防衛副大臣の説明に対し、自身のSNSで30日朝「これは不適切、佐藤も訓練部長として数多くの事故対応にあたったが、誤魔化しは住民との間で不信感が増大し訓練再開が遅れる。パイロットがコントロールしようとしたら不時着、しなければ墜落は無理筋。これは墜落」と批判していた。
その佐藤議員は30日の参院外交防衛委員会で「不時着水」とした防衛省の説明について「防衛大臣の事故対応、言葉が非常に大事」と切り込んだ。
木原防衛相は、29日時点では米側の説明が「不時着水」だったからと答弁。30日になって米側から「墜落」だったと説明があったという。
佐藤議員は、自衛隊出身としての経験から「私も訓練班長として多くの訓練事故を扱いましたが、住民との信頼関係は言いつくろいとか、ごまかしてるという印象を持たれることが訓練再開等でハードルが上がる」と指摘。
◆「これなら過去の空自事故も不時着」
その上で「パイロットは最後までコントロールを試みていたから不時着水」とした当初の防衛省の説明について、「これまでの空自訓練機の事故も最後までパイロットはコントロールを試みていたということなら、これらの事故も墜落ではなく、不時着というふうに整理されてしまう」と、「不時着水」とした防衛省側の説明に異議を唱えた。
当初、「不時着水」とした防衛省の説明について、SNS上でも疑問の声が相次いでいた。
「出た〜。不時着水。しかも防衛省発信だ。米国属国政府の大本営発表。これからはもう何にも信用できない」
「オスプレイは『不時着水』したのではない。残念ながら『墜落』であることは明白です。政治家は『言葉』を正しく使え!」
捜索活動に当たっている第10管区海上保安本部も、29日の事故直後は「墜落」と発表していた。
29日の夜になってから、海保の発表文は「墜落」から「不時着水」に修正されていた。
◆7年前の沖縄の事故でも「不時着」
オスプレイの墜落事故を巡っては、2016年12月に沖縄県名護市沿岸で機体が炎上、大破した際にも、日本政府は「不時着」と表現していた。
これに対し、地元・沖縄では、翁長雄志知事(当時)が「墜落と認識している」と反論したのをはじめ、県民から「事故を矮小化するものだ」などと反発の声が上がった。
2016年の沖縄での事故に関しては、糸数慶子参院議員(当時)が質問主意書で、政府に「不時着水」と表現した理由を尋ねている。
政府は「『不時着水』はコントロールを失わずにパイロットの意思で着水した旨を、『墜落』はコントロールを失った状態で着水した旨を意味する」と説明していた。
政府は、2016年の事故と同じように言葉の言い換えで誤魔化そうとしたわけですが、そう何度も騙されるほど国民は馬鹿ではありません。
今回のオスプレイ事故に限らず、岸田政権・自民党には不信感でいっぱいです。