ブドウを垂直仕立てで作っていますが、私の年代ではブドウと言えば何といっても巨峰が一番です。

キャンベルに比べて、粒が大きく甘い。

最初に食べた時には、こんなに甘くて美味しいブドウがあるのかと驚いたものです。

以来、栃木県でも有名な栽培地の大平町(栃木市)などに買いに出かけたこともありました。

しかし、値段が高いので滅多には食べることはできませんから、だんだんと縁遠くなってしまっていました。

3年前、YouTubeで「ブドウは家庭でも作れます」というのを見つけて俄然やってみたくなったわけです。

最近人気のシャインマスカットなどは、苗が非常に高いのでパスして巨峰とデラウエア・藤稔の3品種を選びました。

なぜ3本も買ったかと言うと、巨峰が失敗したときのために、似た品種の藤稔を予備に買ったわけです。

デラウエアは特に作る気がなかったのですが、安売りで300円だったのでつい買ってしまいました。

結局、狭い庭先でブドウを3本も作る無謀な計画になってしまいましたが、意外な展開に・・・

巨峰は3年目で実を着けた

巨峰は植えた場所が良かったのか、垂直仕立てが良かったのか分かりませんが、3年目の今年5月に花が咲き実を着けました。

デラウエアに比べると、さすがに最初から房が大きいです。

全部で4房生っていますが、まともなのは1房だけで、他はどういうわけか歯が抜けたような状態になってしまいました。

何もしていないので仕方がありませんが、3年目なのであまりたくさん生らない方がブドウのためには良いのではと思っています。

いずれにせよ、1房はかなり大きい粒なので、このままいけば多少は食べることができるのではないでしょうか。

もちろん垂直仕立て栽培ですから、肥料は一切使わず、ただ一定方向に誘引しているだけです。

デラウエアは昨年以上

次にデラウエアの近況です。

デラウエアは初心者でも作りやすいと言われるものらしいですが、ただ蔓を一定方向に伸ばしているだけでこれほどたくさん実がなるのでしょうか。

巨峰や藤稔とは、同じ3年目とは思えないほど次元の違う成長です。

そして、昨年は2年目でたくさんの実を着けていたわけです。

しかも、投げ売りのような安い値段で買ったのですから、笑いが止まりません。

今年もたくさん実を着けていますし、昨年よりも少し粒が大きいようにも見えます。

いずれにしても、ブドウの栽培がこんなに簡単だなんて思ってもいませんでした。

ただ、昨年は7月くらいにテッポウムシ(カミキリムシの幼虫)にやられましたので、今年は注意して観察しています。

カミキリムシ(テッポウムシ)の対策方法は? 予防と駆除方法を解説

テッポウムシは、ブドウだけでなくリンゴの木にもたくさん来ますが、私は薬剤を使いたくないので針金を穴に突っ込んで駆除しています。

なお、針金はちょっと太めの銅線(8番?)が良いです。

銅線は柔らかいので、穴に沿って差し込めるので確実に幼虫を駆除できます。

藤稔は相変わらずさっぱり

巨峰がダメだった時のために、と思って買った藤稔が全く精彩がありません。

春先は少し芽がでたので、今年こそはと期待したのですが、5月にはパタッと成長が止まってしまいました。

以降、この状態です。

原因は鉢植えのせいかも知れませんが、病気でもなさそうなので、いずれ成長をするのかも知れません。

しかし、何ともじれったいですね。

仕方がないので、秋になったら地植えにしようと思っています。

剪定が分かるお薦めサイト

ブドウの剪定については、YouTubeなどで見てはいるのですがイマイチよく分かりませんでした。

しかし、デラウエアの実の着き方を観察してようやく理解できました。

要するに、主枝から出た枝にブドウが生るんですね。

つまり、主枝を仕立てたい形に伸ばして、そこから出る枝(側枝)にブドウを生らせればいいわけです。

ブドウを結実させるための3つのポイント~鉢ブドウの剪定・誘引~

ちなみに、上記サイトは素人にも分かりやすく解説されていますのでお勧めです。

余談ですが、桃の種から芽出しを確実にする方法もここから教えてもらいました。

桃の鉢栽培(桃の実生)

しかし、桃栗3年とは言いますが、桃の成長は驚くべき速さです。

春に芽がでて、今はこんなに大きくなっていますが、植える場所がないので鉢植えで楽しむしか方法はなさそうです。