コロナだけが原因ではないですが、すべての物価が上がって生活は苦しくなるばかりです。

特に燃料は、そのほとんどが海外からの輸入なので今後安くなることは絶望的で、この冬は燃料費をかなり多めに考えておかないとなりません。

我が家では太陽熱暖房をやっていますので、燃料消費は少ないものの、灯油価格の高騰で支出はかなり増えています。

消費税の廃止どころか減税すら考えない政府ですから、いかに工夫して支出を減らす以外にありません。

さて10月になり、まだ暑いと思っていたら急に寒くなってしまいました。

そして、我が家の太陽熱暖房も10年目の冬を迎えます。

最初の数年間はうまく行かなくて苦労しましたが、現在は安定して採熱ができています。

自然エネルギーの宿命として全ての熱量をを賄えるわけではありませんが、感覚的には7割くらいは節減できているやに感じています。

当初は使えなかった冬以外の熱も、今ではほとんど無駄なく温水器の方に使えています。

ですから、1年を通して使っているので7割削減も大げさな話ではないのです。

10月からタンクの水を温める

今年は寒さが来るのが早い?

まぁ、ここ3日ほど寒かったからと言ってこのまま冬になるわけではありませんが、対策はしておかないと遅れてしまいます。

昨年は10月23日に切り替えたのですが、今年はもう切り替えます。

今日7日だけは晴れるようですが、今後は天気がパッとしない予想なのでできるだけ床下のタンクの水温を上げておく必要があります。

なぜ今から準備しなければいけないかと言うと、3tの水を温めるのは容易ではないからです。

床下には3つのタンクを配置してあり、それぞれ1t入っているので数日ポンプを稼働したくらいでは温まりません。

それと家全体を温めておくことが重要なのです。

目標の水温は20℃以上です。

20℃くらいだと十分ではありませんがさほど寒く感じません。

そして、25℃にもなると暑いくらいとなります。

窓を開けるようです。

以外に低い温度だと思われるかも知れませんが、これで十分なのです。

たとえ外が氷点下でも大丈夫です。

雨水の供給を止め暖房開始

ところでタンクの水は雨水を使っています。

水道水でも良かったのですが、それではお金もかかるし面白くないので雨水を使うようにしました。

でも、お金はこちらの方がかかります。

何しろ特殊な雨樋(詰まらない樋)をつかっていますので。

セラミックフィルターでろ過してからタンクに送られます。

確か、10万円以上したと記憶しています。

雨水は、タンクが一杯になるとそれ以上は、外部に排除されるようになっています。

そして春に切り替えたレバーを戻します。

この操作をしないと水が循環しないので、太陽熱を床下に送れません。

循環水の切り替えレバー

下の写真は、3つあるタンクのうち台所の下にあるもの。

すでに満タンになっていますので、これ以上は必要ありません。

あまり水量が多いと温度が上がらないので、半分くらいにするのが良いと言われていますが私は満タンにしています。

水位調整が面倒だし、実感としてはあまり変わらないような気がしてます。

台所の下にあるタンク

それから循環ポンプはこれ一台です。

最初は2台だったのですが、どういうわけか故障が多く、1台になったら安定しました。

循環ポンプ

最後にコントローラのつまみを冬にして設定完了です。

コントローラ

太陽は無限

日照時間は地域によって様々ですが、平均的にみると3日に2日は太陽が出ているはずです。

この太陽熱を積極的に使うことで、現在起きているような価格高騰が防げるのではと思っています。

やりようでいくらでも太陽熱は採れるのですから、やらない手はないはずなのですが普及しませんね。

事業としては儲からないので企業はやりたがらないのは分かっていますが、そろそろどうでしょうか。

円安で輸入もできないので、国産が一番いいと思うのですが。