今年1月、大田原市内でマイナス16℃の気温が観測されましたが、そのときに太陽熱温水器の配管と圧力タンクが凍結で破損しました。

配管はすぐに交換できたのですが、圧力タンクは色々あって手に入らず、今頃になってしまいました。

圧力タンクと言うのは、採熱配管の温度が異常に高くなったときに、膨張圧力で配管の破損を避けるための装置です。

タンク一体型の太陽熱温水器にはついていませんが、分離分割型の太陽熱温水器では必ずついているものです。

※ベランダ型の太陽熱温水器

以下に模式図を示します。

この赤いタンクが、凍結して破損してしまったわけです。

私のシステムは、150リットルのタンクに120リットル程度の採熱器を組み合わせているので、実際にはそれほど圧力が高まることはほとんどありません。

ですが、春から秋は太陽熱暖房の熱をブースター(昇温装置)を使って熱伝導させています。

そのため、これから夏に向かって危険な温度になる可能性がありました。

本日は天気が良く、午後の1時過ぎには50℃を超えたため排熱をしました。

圧力もかなり上がっていることが分かります。

緑色のものが循環ポンプ(ドイツ製)で、ここが非常に熱くなるのですが、どういう仕組みなのか非常に丈夫です。

何度も空運転して過熱させてきましたが、壊れません。

さすがドイツ製です。

タンクはロシア製?

さて、届いた圧力タンクはこんなものです。

容量は5Lで、純正と似てはいますが少し細長いです。

また、受け口が1/2ではなく1インチだったため、そのまま取り付けられないので変換しなければなりませんでした。

1→3/4→1/2(単位はインチ)

以前は、コントローラの横に吊り下げていたのですが、今回は下まで降しました。

この方が固定金具もいりませんし、安心していられます。

ところで、てっきり中国製だと思っていたら、どうもロシア製のようです。

これってロシア語ですよね。

いや、もしかするとロシアに輸出するものなのかもしれません。

made in China とはどこにも書いてはありませんが・・・

左上のマークは、なんかプジョーのエンブレムような感じもしますが、パクリ?

いずれにせよ、これで一安心。

あるはずのものがないのは、どうも不安でいけません。

ちなみに、タンク自体は送料込みで3,000円でしたが、接続金具などを含めると5千円くらいかかりました。

すでに8年たっているので、このくらいの出費は仕方がないと思いますが、コントローラも10年くらいで交換する必要があるかも知れません、

ただ、なぜか予備が1台あるのでこれは慌てなくて済みそうです。