キュウリは、加賀節成と四葉の2品種を栽培していますが、気になったことがあったので記録しておきます。

それは、加賀節成キュウリが節ごとに生るものと生らないものがあることです。

節成ですから節ごとに生るはずですが、実際はそうにはなっていません。

単なる個体差かも知れませんが、改めて節成キュウリとはどのような特質があるのかを確認します。

松下種苗 伝統野菜 加賀節成胡瓜
特性
 春キュウリで日長に鈍感で春遅く播いても節成性の高い品種である。つるは細く、草勢はあまり強くはない。果実は鮮緑色でやや細型。
おすすめ郷土料理
 独特の香気と歯触りが魅力で、キュウリもみ、なます、漬物、和え物、煮込み、味噌汁の実、刺身のつま等に欠かせない食材で、他にサラダ、肉や魚介類との炒め物等。
栽培法
 外気温が上がったら、箱まきあるいはビニルポットに直まきする。時期にもよりますが約1ヶ月程であらかじめ準備をした畑に定植する。その後、支柱立て誘引作業ののち主枝は20節程度で、側枝は1~2節で摘芯する。
上手に作るコツ
 黄化した葉、重なり合った葉など1週間に3枚程度摘葉し、新しい葉に更新すると良い。収穫は果温の低い早朝か夕方涼しくなってからにする。
出典:松下種苗 伝統野菜 加賀節成キュウリ 2ml より

特性は、春キュウリで日長に鈍感で春遅く播いても節成性の高い品種である

節成性が高いとは、必ずしも節成になるとは限らないと言うことでしょうか。

であれば、節成でないのはある程度仕方がないことなのかも知れませんが、今回のケースはちょっと極端なのです。

現状と考察

節成キュウリは2本植えてあります。

同じ日(5/20)に定植したのですが、個体差が大きいようで背丈がかなり違っています。

苗の違いが大きいのでしょうが、実は小さい方(写真左側)の株は完全な節成になっているのです。

どの節にもキュウリが生っています。

下から上まで全部の節に実がついているのが分かります。

しかし、大きい株の方は1か所(写真下)しか実がついていません。

花はたくさん咲いていますが・・・

とりあえず、10節目に新たな実が生ってきました。

これからどうなっていくか分かりませんが、もう少しなってくれるかも知れませんね。

まとめ

節成にならない原因はよく分かりませんが、キュウリにもいろいろあってその特質を理解することは重要だと改めて感じます。

それから垂直仕立て栽培も、きちんとやっているつもりでもできていない可能性もあります。

例えば、支柱を建てただけでは風でぐらついたりするとキュウリにはストレスとなり、作柄に影響するようです。

今回の差がそうとは思えませんが、ついでなので支柱をしっかり補強しておきました。

これから四つ葉キュウリも伸びて、すでに実も付けているのでネットを張ったところです。

昨年に比べると非常に順調で、今月中にはなんとか収穫を開始できそうです。