能登半島地震に対する復興は迅速に、そして最大限やっていただきたいものだが、岸田政府が良く使う〇〇パッケージと言うのを聞くとイラっとする。
この感覚は私だけなのだろうか。
コロナ対策や少子化対策などでも「パッケージ」を頻繁に使っていて、この言葉はどうも真剣さが伝わらないのではないかと思う。
たかだか言葉だから、中身が充実していれば良いではないかと思っても、実際にそうなっているのか大いに疑問だ。
【速報】「能登地方は割引率70%も」“北陸応援割”含む政府支援パッケージが正式決定
政府は能登半島地震を受けて被災地復興支援策のほか、観光業を支えるため北陸地方への旅行代金を割り引く「北陸応援割」を導入するなどの支援パッケージを正式決定しました。
政府がとりまとめた「被災者の生活と生業支援のためのパッケージ」は、▼生活の再建、▼生業の再建、▼災害復旧の三本柱で構成されています。
【生活の再建】
生活の再建に向けては、▼住まいの確保が円滑に進むよう半壊した家屋の解体費用の自己負担を特例でゼロにするとしたうえで、▼仮設住宅はプレハブやトレーラーハウスに加えて木造仮設住宅を活用し、民間賃貸住宅や公営住宅も確保するとしており、▼住居が全壊した世帯等に対して、最大300万円の被災者生活再建支援金を速やかに支給するとしています。▼被災者の2次避難先の利用額の基準も現行の7000円から1万円に引き上げます。さらに、観光支援策として3月から4月にかけて石川・新潟・富山・福井の北陸4県への旅行代金を割り引く「北陸応援割」を設け、最大1泊2万円を上限に、旅行代金の半額を補助します。
被害の大きかった能登地域については、復興状況を見ながら、より手厚い旅行需要喚起策を検討するとしていて、岸田総理は「例えば割引率を70%にするなど検討したい」と述べています。
【災害復旧】
災害復旧に向けては、▼激甚災害や大規模災害復興法に基づく非常災害への指定をおこなったうえで国が権限代行によって災害復旧工事を進めることや、▼能登空港やのと鉄道などの交通インフラの復旧を急ぐ考えを改めて示すことにしています。このパッケージの財源として政府はあす(26日)、今年度予算の予備費から1553億円を拠出することを閣議決定する方針で、今後も来年度予算案の予備費を活用するなどして支援の内容を拡充していく考えです。
実際、「支援パッケージ」よりも「支援策」とした方がしっくりくるのではないだろうか。
わざわざパッケージとする必要がどこあるのか。
もしかして、中に変なものを混ぜ込んでいるのでそうしている?
そう穿ってみると、「北陸応援割」と言うのが目につきます。
こんな政策、今の時点でいれるべきことなのだろうか。
「北陸応援割」を設け、最大1泊2万円を上限に、旅行代金の半額を補助します。
被害の大きかった能登地域については、復興状況を見ながら、より手厚い旅行需要喚起策を検討するとしていて、岸田総理は「例えば割引率を70%にするなど検討したい」と述べています。
もちろん観光業も大打撃を受けているのは分かりますが、今ですか?
復旧の目途が立ってからでも遅くはないし、コロナの時のGoToトラベルと一緒で、旅行会社に補助金を横流しとの批判は免れないのでしょう。
まだ災害が起きてから1カ月も経っていないし、復旧だってまだまだな状況ですよ。
あれだけの大地震でそんなに早く日常生活が戻るわけがありませんし、被災者に直接支援金が渡るようにするのが政府の仕事なはずです。
どう考えたって違和感ありありです。