だいぶ気温も上がってきて、いよいよ家庭菜園も忙しくなっています。

5月の連休に向かって準備を着々と進めていますが、秋冬野菜がまだ残っているため、それらを片付けないといけません。

その後に何を作るか、いつも行き当たりばったりなので、今回はしっかりと決めておきたいと思います。

さて、ここまで垂直仕立て栽培を3シーズンやってきて分かったこと

1 無肥料で野菜が育つ

2 連作障害はない

3 病気は出ない

4 うまくできないものがある

私はまだうまく行かないことも多いのですが、昔から「石の上にも三年」と言われますが、やはり3年経験すれば見えてくるものがあるわけです。

そんなわけで、早速今年の作付け計画を考えていきましょう。

南側

ここは家の前なのですが、燐家の屋根が日陰になることが多く作りにくい場所です。

でも、夏野菜なら日差しが高いので11月までは問題ありません。

作付け予定:トマト・ナス・節成きゅうり

排水が悪いと思ったので、畝を大きくしています。

また、草マルチよりもポリマルチの方が保水性、地温のアップに有利とのようなので今回から積極的に使用しています。草取りもしなくて済むので一石二鳥です。

実際に、のらぼう菜(右端にある)が、冬を越えてとても良くできています。

サンルーム前

ここは一番日照が良いところです。

芝生から畑にしたので、まだ土の状態が良くないせいか今回もキャベツはダメでした。

ですが、確実に良くなってきていますので、今年は期待できるはずです。

作付け予定:メロン・四葉きゅうり

※今回30cmほど幅を広げました。

東南(倉庫脇)

ここは例年カボチャを作っている場所なので、今年も同じくカボチャ(空中栽培)にします。

昨秋は、カボチャの後に白菜を作ったのですが、定植が遅くなってしまい結球までいかずに冬になってしまいました。

原因は、カボチャが途中でモグラにやられて蒔きなおし、収穫が遅れてしまったからでした。

それでも、春になって新芽をたくさん食べられたので満足ですが、今年はモグラ対策をしっかりとしなければなりませんね。

こちらは、現在のらぼう菜が良く育っています。

この場所は土手なので柔らかく、支柱を刺すとスッと入りますから、今回はゴボウを蒔いてみることにします。

ゴボウは作ったことがないので、どうなりますか。

この土手の一番下には、現在ほうれん草を蒔いてあります。

ほうれん草→ほうれん草の連作ですが、今回の方が出来が良いような気がします。

このような場所は法面が崩れないようにしなければなりませんが、耕起はしないので大丈夫です。

作付け予定:八丈オクラ

土手の中段は、現在小松菜を作っていますが今一つ。

ここはかなり乾燥するようなので、葉物野菜ではなく大根が良いようです。

東中の土手

ここは最初に開墾したところですが、上から下へ順次広げました。

日照だけでなく、土地が良いのか最初からキャベツ、八丈オクラ、四葉キュウリなども非常に良くできます。

ただし、ブロッコリーだけはうまくできていません。

作付け予定:キャベツ・ナス・レタス

※一番下は苺の自然栽培ですが、次は垂直仕立て栽培に変更します。

ここは柿の木の下になることや午後の日照がないので、条件的にはあまり良くありませんが比較的よくできます。

夏野菜には、ちょうど良い環境なのかも知れませんね。

作付け予定:インゲン・ニンジン・(ニラ)・万願寺唐辛子/ナス・ブロッコリー

キュウリは水分が必要なので、一番下の水路脇に四葉キュウリとします。

東・北

ここは、夏には木の陰になってしまいますが、大根はそれなりにできます。

現在はジャガイモを植えてありますが、葉が茂る前に収穫できるのでうまく行くのではないでしょうか。

作付け予定:大根

※ジャガイモ(きたあかり)の芽が出てきました。

西側

この場所は変形で作りにくいので、今回修正しました。

同時に剪定枝を細かくして被せていますが、半年もすれば腐ってしまうので目立たなくなるはずです。

樹木の剪定枝を燃えるゴミに出す人がいますが、土壌改良に使えるのでもったいないですね。

作付け予定:カブ・大根・白菜

※行燈仕立てはミニ白菜

ここは昨年に中玉トマトを作った場所ですが、今年も同じものを作ります。

11月まで収穫できるので、他のものは作りません。

ここは玄関先の小さなスペースです。

すでに、とろとろねぎ・ニラ・リーフレタスが植わっていますが、チンゲンサイの後をどうするか。

作付け予定:カブ・レタス

まとめ

こう考えてみると、だいぶ頭の中がすっきりしてきました。

どんな作物でも適地・条件があるわけですから、それを無視してはいくら垂直仕立て栽培と言えども上手く育たないのは自明。

私の畑は土手が大半であり、日陰も多く作りにくい場所なわけですが、それでも上手く育つならこれほど痛快なことはありません。

お金もかからず、さほどの肉体労働もありませんから、引退後の楽しみとしては最高のものを見つけたと思っています。